週刊ダイヤモンド編集部
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文氏が5月に会長兼CEOを退き、名誉顧問に就任した。そんな鈴木氏を直撃、これまでの流通人生、そしてグループの将来について聞いた。

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文氏が5月に会長兼CEOを退き、名誉顧問に就任した。そんな鈴木氏を直撃、これまでの流通人生、そしてグループの将来について聞いた。

16/7/16号
英国のEU離脱はリーマンショックに匹敵するのかと問うと、金融業界関係者の間からは冷静な声が返ってくるが、中には「第一波を上回る下落が最低2回は金融市場を襲う可能性がある」と説く識者もいる。決して安心はできないのだ。

構造不況業種とされるセメント業界は、1990年のピーク時と比べて需要が半分以下になった。国内首位の太平洋セメントは、大規模リストラで財務体質の質的転換を図るも、まだ次の“大波”に乗れていない。

現地英国にいる日本人は今回の離脱という結果をどのように感じ、先行きをどう見通しているのか。三菱東京UFJ銀行勤務で現在はロンドンに駐在する高山氏の寄稿から読み解きたい。

英国のEU離脱の影響が大きいのは、株価や為替だけではない。進出している日本企業にとっても頭の痛い問題。多くの企業がEU市場全体を攻略する拠点として英国を選択しているからだ。

創業家の間で経営権争いが繰り広げられるさなか、韓国で裏金疑惑まで浮上し、創業来最大の危機にひんしているロッテ。創業者の長男であり、対立する次男からの主導権奪還を図る重光宏之・ロッテホールディングス元副会長が“騒動”を語った。

国民投票で離脱派が勝利したことで、英国はどうなるのか。次期首相もEUとの交渉スケジュールも決まっていない中、先行きは不透明で混乱は長期化しそうだ。

EU離脱派が勝利した英国の国民投票。市場はまさかの結果に動揺し、離脱に票を投じた英国民でさえも困惑の声を上げる。離脱ショックは英国・欧州だけでなく日本経済・企業をも大きく揺さぶる。

16/7/9号
今、落語界を取り巻く環境は激変している。東京の四つの定席(365日、休まず落語の公演をしている寄席)以外にも、初心者向けの落語会や「らくごカフェ」など、落語を聴ける場所が増えているのだ。落語の話し手である落語家たちの環境も大きく変わっている。x

5月13日、みずほフィナンシャルグループは新たな中期経営計画を発表。当初の構想ではあまり強く打ち出すつもりがなかった、財務体質の強靭化を重要戦略に掲げた。その理由を財務データから読み解く。

「SUBARU(スバル)」への社名変更と同じタイミングで、電気自動車(EV)への再参入を宣言した富士重工業。電動化対応など技術開発の方向性について聞いた。

お台場ホテル戦争の裏にオークラとヒルトンの「因縁」
外国人観光客でにぎわう東京・お台場。ゆりかもめの駅とほぼ直結する「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」は7月1日から、「グランドニッコー東京 台場」にリニューアルする。この名称、聞き覚えはないだろうか。

日本の鉄鋼業界で、「中国の生産能力過剰を批判するだけでは反発を招き、かえって削減が遅れかねない」(林田英治・JFEホールディングス社長)という懸念が高まっている。5月の伊勢志摩サミットで、参加国は中国の鉄鋼生産能力削減の遅れを指摘し、是正を求めた。

震災から五年が経ち、ホールディングカンパニー制への移行と電力自由化という一大イベントを経た今、東電はいかに変わったのか。英原子力公社会長を務めるなど原子力産業に明るく、コーポレートガバナンスの専門家として震災後に招聘されたバーバラ・ジャッジ氏に話を聞いた。

「結果にコミットする」のフレーズでおなじみの会員制パーソナルトレーニングジム「ライザップ」。伊藤忠商事の岡藤正広社長は社長7年目続投を決めた年初から、このライザップに通い続けている。よわい66にして5キログラムの減量に成功し、血糖値や尿酸値などが改善した“結果”に気を良くしたのか、今度は全社員の健康にも“コミット”していくことを宣言した。それが6月に制定した「伊藤忠健康憲章」だ。

この7月1日より、日本IBMやパナソニック、ソニーなどが参画する任意団体work with Prideは、LGBTなどの“性的マイノリティ”に対する企業の取り組み姿勢などを絶対評価で採点する「LGBT指標」への自由応募の受け付けを開始する。日本初の試みには注目が集まるが、課題もまた浮かび上がる。

ソフトバンク孫社長「10年続投」のリスクは?
ソフトバンクグループで副社長を務めていたニケシュ・アローラ氏が電撃退任した。アローラ氏は米グーグルの最高事業責任者を経て、2014年にソフトバンクへ入社。主に海外の投資事業をけん引し、今年に入ってからは中国・アリババグループやフィンランド・スーパーセルの株式売却で手腕を発揮していた。

三菱製紙と北越紀州製紙、大王製紙が第三極形成に向けた再編をめぐり、大もめしていた製紙業界。結局、どの統合も見通せず、ゲームチェンジのゴングが鳴った。三菱が業界首位の王子ホールディングスにラブコールを送っている。

16/7/2号
一時は経営危機のドン底にあったUSJは、2014年に社運を懸けた目玉プロジェクト「ハリー・ポッター」で完全復活。この「賭けに勝った」裏には、“魔法”と違って、確率・統計を駆使した数学マーケティングという種も仕掛けもあったのだ。
