週刊ダイヤモンド編集部
借りた金は金利を付けて返す。そんな常識が通用しない世界の幕開けを告げる“事件”が発生した。それは、独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の入札による資金調達で起きた。

愛媛県松山市を拠点に1都12県に87店舗を展開する明屋(はるや)書店。実体験を基に書店再生のノウハウを明かした小説『崖っぷち社員たちの逆襲 お金と客を引き寄せる革命──「セレンディップ思考」』(WAVE出版)を著した同書店の小島俊一社長に、中小企業再生のヒントを尋ねた。

日仏独の三つどもえとなっていたオーストラリアの次期潜水艦の受注レース。戦いを制したのは、仏政府系造船会社のDCNSだった。潜水艦12隻の総事業費4兆円超の巨額プロジェクト──。日本にとっては、2014年に武器輸出の要件が緩和されて以降、初の大型案件だが、緒戦を飾ることはできなかった。

今年の春の大型連休は最大10連休となる日並びの良さから、国内外に旅行する人が昨年より増えた。格安航空の増便や宿泊施設のスマホ予約など旅行スタイルが多様化する中で、タイムシェアやリゾート会員権が注目を集めている。

「今回の買収、シナジー(相乗効果)があるようには思えないんだよな」。ある投資銀行の幹部は、首をかしげながらこう呟いた。「今回の買収」とは、アサヒグループホールディングスの案件だ。4月19日、アサヒは26億ユーロ(3200億円)で、伊ペローニ、蘭グロールシュなど欧州のビール会社4社の買収契約を締結した。

東京に通勤・通学する人口が最も多い最大のベッドタウン県、埼玉。県民はおらが県自慢を全くしないが、本当に魅力はないのか。そして県の観光課が今、考えていることとは?

ヤンキー多い、ど田舎、納豆しかない。そんなイメージからか魅力度3年連続最下位の茨城は、本当は食と観光資源に溢れた県だった。捲土重来を期す広報監を直撃した。

各都道府県出身者は、地元にどれだけの愛着を持ち、どんなところを誇りに思っているか──。愛着度と自慢度による「郷土愛ランキング」をお届けする。

燃費データの改ざんなどの不正が発覚し、3度目の経営危機に陥った三菱自動車。国内受注が半減するなど世間の風当たりが厳しさを増している。そんな中、鉄の結束を誇る三菱3社が水面下で救済に向けて動き始めた。

セブン&アイHD鈴木会長の退任会見は冒頭から異例ずくめ、退任理由も定かではなかった。なぜなら、その裏には事実上のクーデターが存在し、鈴木会長は「はめられた」ことに気付いていたからだ。

鈴木敏文会長の退任劇のきっかけは、セブンーイレブン・ジャパンの井阪隆一社長の人事をめぐる問題だった。社外取締役を味方に付け、5月26日の株主総会後にセブン&アイ・ホールディングスの社長に就任する井阪氏を直撃した。その一部をダイヤモンド・オンラインで公開する。

全世界から非難を浴びるトランプ氏は、不動産業でのし上がり、莫大な資産を築いた成功者でもある。波乱に満ちた半生と、「不動産王」としてのビジネスの実態を明らかにしよう。

若者の地方移住志向が急激に高まっている。ふるさと回帰支援センターに聞いた、都会を捨てて“移住したい”自治体の魅力とは。

大統領の交代で外交政策が変わってしまうリスクがある。そこで、予備選でトップを走るトランプ氏とヒラリー・クリントン氏の2人が主張する外交政策、とりわけ主要な五つの対日政策と、それが日本に与える影響についてまとめてみた。

スポーツが強く、勉強もできる。そんな「文武両道」を実現している都道府県はどこか。高校スポーツの強豪校と、江戸時代の藩校までさかのぼった勉学の名門校の系譜を探っていこう。

ドラマの舞台に選ばれれば、知名度は急上昇、全国から観光客が集まる。NHKの大河ドラマは“文化の公共事業”と称されるほど経済効果が見込め、自治体の誘致活動も激しさを増す。

「豊かな自然、文化や歴史、食など、地方にはそれぞれの『オンリーワン』があり、それを付加価値へと変えることで、過疎化というマイナスの流れを、プラスへと大きく転換することができる」2016年の施政方針演説において、安倍晋三首相はそう地方創生への意気込みを語った。人間と同じく、地方にも個性がある。それこそが「オンリーワン」の源泉であり、それを育むことが地方創生の切り札になる。

「週刊ダイヤモンド」4月30日・5月7日合併号特集「お金の賢者と愚者 その境目はここにあった!」より、誌面に載せきれなかった各種データを公開します。

庶民に夢を売りながら、官僚の天下り法人に利益誘導していたことが問題視された宝くじ。民主党政権の「事業仕分け」で、集中砲火を浴びてから5年余りがたった今、不透明な資金の流れは一体どう変わったのか。

「週刊ダイヤモンド」では、最新の2015年国勢調査速報値で得られた人口を集計し、日本の17大都市圏のランキングを作成。本当の都市の実力をはじき出してみた。この人口ランキングで一目瞭然なのが、東京都市圏の突出ぶりである。
