週刊ダイヤモンド編集部
高齢化が進む経営者たち。次の世代にバトンを渡す時期は迫っている。事業承継も含めた相続対策に関する知識を得て、早い段階で取り組むことが必要だ。

第182回
12月14日投開票の衆院選で自民党が圧勝し、安倍晋三政権は安定した政権基盤を確立した。これを受け、改革に向けてさらにアクセルを踏むことが期待される。しかし、政権内部からはある打算が透け、市場では原油安という誤算が生じている。原油安が続くようなら、長期政権に黄色信号がともりかねない。

第1091回
情報流出の火の手は、今なお拡大し続けている。ソニー子会社で、映画製作などを手掛けるソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のシステムが、外部からサイバー攻撃を受け、一時機能不全に陥ったのは11月24日のこと。当時、米国本社で使用不能になったパソコンには、「Hacked By #GOP」と記された画像が表示され、「われわれに従わなければ、世界中に(内部)情報を公開する」と犯行声明が書かれていた。

14/12/27号
日銀が2度にわたって打ち出した“異次元金融緩和”に加え、15年10月に予定されていた10%への消費増税が先送りになったことで、日本経済のフェーズは大きく変わった。大量のマネーが市場に向かう様は、30年前のあの光景を彷彿とさせる。そう、「バブル」である。

第176回
零細事業者がひしめく駐車場業界で1500億円の断トツの売上高を誇り、200億円近い経常利益を稼ぐパーク24。ホテルのような稼働率マネジメントとコンビニエンスストアのような出店・IT戦略がその強さを支えている。

第158回
東燃ゼネラルは、14年12月期の連結純利益を従来予想の470億円から210億円へ下方修正している。さらに、昨今の世界的な原油価格の急落が業績に大きく影響しそうだ。

第235回
警察や検察との関係から、政治的圧力、職場の悩みまで──。労働基準監督官を描いた漫画『ダンダリン一〇一』の原作者である田島隆氏が現役監督官たちの本音にたっぷり迫った。

第952回
中国と韓国が11月に実質的に妥結した自由貿易協定(FTA)の日本への影響が明らかになった。関税削減などで、中韓両国の市場で日本製の液晶パネルなどが不利になり、日本からの輸出額が20年後、年間77億ドル(約9240億円)減る見通しだ。

第1090回
「食品卸最後の大物。この10年間、ウチだけじゃなく他商社も何回も扉をたたいていたはず」と語るのは丸紅関係者。幾度となく足を運ぶも門前払いだったというが、ついに丸紅は国分との包括提携という果実を手に入れた。

第185回
巨額買収とは無縁だった、大塚ホールディングスが動いた。総額約4200億円で米バイオベンチャー、アバニア・ファーマシューティカルズの買収を発表。主力薬の特許切れを目前に控え、未来の“飯の種”を託す。一方、業界関係者からは「高値つかみのギャンブル」という懸念の声も上がっている。

第1089回
アマゾンへの怨嗟は、新たな課税ルールで収まるのか──。インターネットを通じて海外から配信される電子書籍や音楽、オンライン広告に対して、いよいよ国内取引と認定して消費税を課する。米アマゾンや米グーグルといった大手IT企業による国境を越えるサービスが課税されないという“抜け穴”は、来年度の税制改正で大きく変わることになりそうだ。

第1088回
急激な円安の進展が、家庭用の太陽光発電普及に大きな影響を与えそうだ。給湯設備メーカーのノーリツは12月5日、太陽光発電システムの生産・販売を縮小すると発表した。産業用は継続するものの、家庭用は2015年末をめどに生産・販売を中止する。

第184回
日本国債の格付けが引き下げられた。それを受けてメガバンクなど大手銀行も格下げの憂き目に遭ってしまう。国債の巨大投資家でもある銀行にとっては泣き面に蜂だが、国債市場は表面上、平静を保っている。しかし、リスクのマグマは確実に蓄積されてきており、銀行界は“次”の衝撃に備えて身構えている。

第1087回
「一連の問題の背後にある課題をしっかりと受け止め、確実な解決に取り組みます」「朝日新聞社は必ず変わります。私が社員の先頭に立って必ず変えます」──。12月5日の臨時株主総会で選出された渡辺雅隆・朝日新聞新社長は同日、大阪市内で開かれた就任記者会見の冒頭、こう力強く訴えた。

14/12/20号
労働基準監督法令の番人、労働Gメン――。強力な国家権力を持つ労働基準監督官の存在はベールに包まれている。若手からベテランまで、現場監督官に密着取材した。彼らはある日突然、あなたの会社にやって来る。ブラック企業の烙印を押されないために、どうしたらいいか。

第175回
なかなか業績を好転させられない旭硝子(AGC)だが、その裏側では自らの存在意義を懸けて“技術立社”としての在り方を見直し始めている。巨額の設備投資を伴うメーカーに共通した問題だが、同社はどのように向き合っているのか。

第234回
集客さえままならない苦しい時代も新日本を支え続けた立役者が棚橋弘至だ。新日本のエース、「100年に1人の逸材」に話を聞いた。

第157回
2012年4月に事業を始めたJDIが、ここまで投資家から見放されたのは、その期待をことごとく裏切り続けてきたからだ。株式上場をきっかけに、リスク管理と事業見通しの甘さが白日の下にさらされた「日の丸液晶」。販売単価下落が続く厳しい現状を、どう打破するのか。

第318回
都心部でのアパホテルの集中出店や、高級マンション事業などへの事業拡大を掲げ、「頂上戦略」を展開してきたアパグループ。現在の進捗状況と今後の戦略について聞いた。

第233回
物価上昇に賃金の伸びが追い付かず、実質賃金の低下が家計を直撃した。アベノミクスでわれわれの生活は豊かになったのか。株価が上がっただけで、人々の生活は良くなっていない──。実質賃金(名目賃金を物価上昇率で割ったもの)は2013年7月以降、15カ月連続して10年の水準を下回っている。
