週刊ダイヤモンド編集部
第130回
40度超えの猛暑が続くこの夏、空調大手ダイキン工業の滋賀製作所は、休日返上でフル稼働状態だ。家庭用エアコンの生産状況は7~9月で計画比110%を想定している。ここで生産されているフラッグシップ機「うるさら7(セブン)」は、2013年12月に発売されて以来、販売台数約100万台を超えるヒット商品だ。商品名はモデルチェンジ前のブランド名「うるるとさらら」の略語と、特撮ヒーローのウルトラセブンを掛け合わせている。

自販機の衰退で、国内飲料の売り上げの8割を自販機チャネルに頼るダイドーが苦境にあえぐ。昨年度は増益となったが、全く安心はできない状況だ。

仮想通貨取引所「Zaif」から約70億円相当の仮想通貨の流出事故を起こした、交換業者テックビューロ。同社に対し3ヵ月に1度のペースで処分を下すことになった金融庁からは、行政による監督・指導が全く通じないことへの深いため息が聞こえてくる。

多くの人が現金のやりとりから解放されることで利便性を感じる一方で、IT企業による異業種参入ラッシュでキャッシュレス決済ビジネスは激戦区となりました。週刊ダイヤモンド9月29日号第1特集「乗り遅れるな! キャッシュレス」では、そんな業界内で繰り広げられる覇権争いもレポート。今回、特集で掲載した記事を、ダイヤモンド・オンラインで特別公開します。

国内最大手のスポーツメーカー、アシックス社長COOに今年3月、三菱商事出身の廣田康人氏が就いた。最大のミッションである業績回復に向けた戦略を聞いた。

横浜市内の公立中学校に給食の代替として提供されている「ハマ弁」。林文子市長が昨年の市長選挙で公約に掲げた目玉政策が大迷走中だ。

週刊ダイヤモンド9月29日号は「乗り遅れるな! キャッシュレス」。この1年、街中で急速に進むキャッシュレスに関わる企業や金融事業者、続々と生まれるスタートアップ企業など、最前線をレポートしている。だが、その流れと真逆をいく企業もいる。東京南西部と神奈川県のベッドタウンをカバーする鉄道事業と、沿線の都市開発なども手がける東京急行電鉄だ。

キャッシュレス化推進は、多くのプレーヤーの利害関係が複雑に絡み合う。週刊ダイヤモンド9月29日号第1特集「乗り遅れるな! キャッシュレス」では、業界関係者にそれぞれの立場で現状をどう見ているかを語ってもらった。

ニコン、キヤノンが相次ぎ参戦を表明したフルサイズ版ミラーレスカメラ戦争。この戦いにパナソニックも参戦する。先行3社を相手に、現状では“弱小”メーカーであるパナソニックがなぜこの事業に参入するのか。パナソニックアプライアンス社の本間哲朗社長が週刊ダイヤモンドなどの取材に応じた。

ここ1年で急速に注目を浴びるようになったキャッシュレス決済。その最前線を週刊ダイヤモンド9月29日号の第1特集「乗り遅れるな! キャッシュレス」でレポートしました。政府はキャッシュレス決済比率の目標を掲げ、金融以外の異業種から参入が相次いでいます。一体何が起こっているのでしょうか。

IFRS(国際会計基準)を策定するIASB(国際会計基準審議会)が、買収額と買収先の企業の評価額の差であるのれんの定期的な償却の検討を開始する。大型のM&A(合併・買収)を実施してきたIFRS採用企業にとり、償却をせずに済むことが採用の理由の一つだっただけに、その影響は大きい。

半導体大手ルネサスエレクトロニクスが、米同業のインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を7330億円で買収すると発表した。来年1~6月期に買収を完了する予定で、2017年に約3200億円で買収した米インターシルに続く大型買収だ。

ロッキード事件やダグラス・グラマン事件など、航空機の受注合戦が世を騒がせることは珍しくない。年末に向け大詰めを迎える自衛隊の次期戦闘機の選定にも、名だたる軍需企業が受注に意欲を示しており、決定までには紆余曲折ありそうだ。

医療用医薬品で国内トップの武田薬品工業。その子会社で大衆薬大手の武田コンシューマーヘルスケアは3月末から事実上、社長が空席だった。今月、メガファーマ(巨大製薬会社)である英アストラゼネカ日本法人の呼吸器事業本部長だった野上麻理氏(49歳)が就任し、社内には期待と不安の声が錯綜する。

2018/9/29号
8月下旬の残暑が厳しいその日、福岡・天神の屋台街で見慣れない光景が広がっていた。若い女性客が店頭に置かれたQRコードにスマートフォンのカメラを向けている。なんと、スマホでQRコードを読み取って「お勘定」していたのである。

製薬中堅の大正製薬ホールディングス(HD)が今月発表した1912年の創業以来初の早期退職募集結果は、全従業員約6300人の約15%にも当たる948人だった。かつてなく各社がリストラを断行する今年の製薬業界の中で、最多となった。

天井から吊り下げられた駄菓子、人の身長より高い所にまでぎっしり積み上げられたペットボトル飲料……。ファミリーマートの店内なのに、まるでドン・キホーテを思わせるのは、6月に都内3店でオープンしたファミマとドンキの共同実験店舗だ。ファミマの親会社のユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)とドンキホーテHDが資本業務提携したことによる取り組みの一環である。

5年前にメルカリが生まれた状況を再現したい――。『週刊ダイヤモンド』9月22日号の第一特集「新・価格の支配者 メルカリ」の拡大版として、メルカリ子会社で新規事業を手掛けるソウゾウの原田大作社長に、メルカリの新規事業について聞いた。

捨てるに捨てられない。そんなものが自宅に眠っていないだろうか。捨てられないのはそれなりの理由がある。メルカリには、そこに金を出す価値を見いだすユーザーがいるかもしれない。

第129回
アウトドアブランドのレインウエアといえば、何万円もする高価なものが多い中、作業着専門店のワークマンが2013年に発売した防水防寒スーツ「イージス」は、上下で4900円(当時。税込み、以下同)と破格だった。
