週刊ダイヤモンド編集部
FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが来年以降、米国景気を腰折れさせる可能性が出てきた。9月26日に、FRBは政策金利のFF(フェデラルファンド)レートを0.25%引き上げ、2.00~2.25%(中央値2.125%)とした。

『週刊ダイヤモンド』10月13日号の第1特集は「新宗教の寿命」です。今特集では、現代の新宗教界を象徴する3教団、創価学会と立正佼成会、そして真如苑に加え、存亡の危機にある主要教団のビジネス(布教)戦略を明らかにし、そのカネと権力、政治のタブーに迫ります。その特集から宗教界全体が直面する”構造不況”とも呼べる状況を解説した記事を、ダイヤモンド・オンラインで特別公開します。

『週刊ダイヤモンド』10月13日号の第1特集は「新宗教の寿命」。新宗教に縁がない人のために、発展の歴史や信者数、政治的立場、収入の規模などを解説した。さらに立正佼成会と真如苑の信者数シミュレーション、創価学会を支持母体とする公明党の衆院選比例区の得票数のシミュレーションを実施した。

東日本旅客鉄道(JR東日本)100%子会社の車両メーカー、総合車両製作所(J-TREC)には今、思わず笑みがこぼれる商品がある。次世代ステンレス車両「sustina(サスティナ)」だ。

日米首脳会談で交渉開始に合意した日米物品貿易協定(TAG)。自動車関税引き上げはいったん回避されたが、これから重要な政治日程をこなす安倍政権としては、むしろ内政と対米通商交渉との間で難局を迎えるシナリオが現実味を帯びてきた。

化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングス(HD)の元ナンバー2が昨年末に「鈴木郷史社長が約20年前に重要書類を捏造していた」と内部告発。鈴木社長は全否定しているが、それを機に、経営基盤に関わる巨額の遺産相続裁判が始まり、HDが揺れている。

新宗教は、いわば世相を映す鏡。その最前線を知れば現代社会が見えてくる。“公称”信者数1100万人、タレントの清水富美加さんの出家でも話題となった、幸福の科学幹部・里村英一専務理事に話を聞いた。

地下水位は約束していた水位を大きく上回った。市場内の物流が制限される。商品の取扱量の試算もデタラメ…。これら3つの大問題を何ら解決することなく無視したまま、小池百合子東京都知事は“臭いものに蓋”をして、築地市場の豊洲への移転を強行する考えだ。

新幹線や空港は地方自治体にとって非常に重要。産業振興の起爆剤になるからだ。そんな背景もあって、駅や空港のネーミングには気合が入る。少しでも覚えてもらおうと工夫するのはいいが、こねくり回して逆効果というケースもあるようだ。

厚板とは、その名の通り厚い板状の鋼材のこと。主に船舶やビル、橋などに使われる鉄鋼製品の代表格だ。もともと都心の再開発ブームに伴ってビル建設が増加していたのに加え、今秋からは東京五輪に向けてホテルや橋、高速道路などの工事がいよいよ加速する見込みで、一気に需給が逼迫した。

造船業は、高度経済成長期の日本を支えた一大産業だったが、90年代には韓国、2010年ごろには中国勢が台頭、日本の造船業はかつての存在感を失ってしまった。果たして国内造船各社はどのように生き残るのか。三菱造船の北村徹・取締役常務執行役員(三菱重工業執行役員)に話を聞いた。

かつて高度経済成長期の日本を支えた一大産業だった造船業は、今や国内首位の今治造船すら赤字に転落する厳しい環境にさらされている。果たして国内造船各社はどのように生き残るのか。ジャパン・マリン・ユナイテッドの千葉光太郎社長に話を聞いた。

有償・無償の資金協力、技術協力、さらに緊急援助隊やボランティアも行うJICA(国際協力機構)。国際情勢が不安定化する一方でSDGsへの関心が高まっており、期待される役割は大きい。

グーグルなどのITジャイアントの陰に隠れ、成長が止まった企業と思われてきたマイクロソフトが、急速に変わっている。その勢いは、一時後塵を拝したライバルを凌駕しつつあるのだ。

飛行機1便が250~500人を運ぶのに対し、新幹線は1本で1000人。この輸送力の差が空席率へのスタンスの違いを生み、利用者の運賃や予約サービスの利便性にも影響している。

たかだか1時間35分の国内線のフライトに、ファーストクラスなんて必要なのだろうか。余計なお世話だとは思いつつ、本誌記者が実際に乗って、食べて、寝て、呑んで、新幹線と飛行機の最上位クラスを試してみた。

週刊ダイヤモンド2018年10月6日号第1特集は「新幹線vs飛行機 十番勝負」。本誌では、九州新幹線の西九州ルート(長崎ルート)の整備方式を巡り、国と自治体、JR九州ら利害関係者の間で議論が紛糾していることを詳報した。JR九州は新幹線をどのように捉えているのか。青柳俊彦社長に話を聞いた。

「国産」とうたわれる「三菱リージョナルジェット(MRJ)」だが、主要パートナーは大部分が海外勢だ。その背景には、民間機ならではの事情と三菱重工業のある決意が隠されている。

ハウステンボスに、世界遺産も二つある。観光資源の豊富な長崎に新しいLCCが就航した。一方、九州新幹線は長崎ルートをめぐって大きな問題を抱えたまま。両者の明暗を追った。

第131回
グループでゆったり座れるソファにおしゃれな本棚、随所にある観葉植物。そしてスケルトン天井……。そこでコーヒーを飲みながらパソコンを広げる人々は、東京・代官山や表参道のカフェにいるのではない。ここは日本を代表する老舗企業の本社オフィスだ。
