
2024.5.14
「台湾有事」リスクを占う、新総統の就任演説で注目すべき「3つのポイント」
5月20日、台湾で頼清徳新総統の就任式典・演説が開催される。1月に行われた台湾総統選挙では、1996年に直接選挙が導入されて以来2番目に低い40%という得票率に終わったものの、同一の政党が初めて3選し、2期8年を越えて、3期目入りする歴史的意義…
国際コラムニスト
加藤嘉一(かとう よしかず)
国際コラムニスト。楽天証券経済研究所客員研究員。1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)フェロー、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員、香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授などを歴任。著書に『われ日本海の橋とならん』『中国民主化研究:紅い皇帝・習近平が2021年に描く夢』『リバランス:米中衝突に日本はどう対するか』(いずれもダイヤモンド社)など。中国語の著書も多数。
2024.5.14
5月20日、台湾で頼清徳新総統の就任式典・演説が開催される。1月に行われた台湾総統選挙では、1996年に直接選挙が導入されて以来2番目に低い40%という得票率に終わったものの、同一の政党が初めて3選し、2期8年を越えて、3期目入りする歴史的意義…
2024.4.30
いま、中国で何が起こっているのか。これから、中国はどこへ向かうのか。中国に関心を持つ、中国を警戒する全ての観察者にとって、最も直接的かつ根源的な問いであろう。この2つの問題に向き合う上で、筆者が最も重要な指標、尺度、基準になると考…
2024.4.16
台湾の最大野党・国民党の馬英九前総統が4月1日~11日、中国を訪問した。生涯初の訪中となった昨年(3月27日~4月7日)に続き、「清明節」(先祖を墓参りする中国の祝日)に合わせた形だが、今回は訪れた場所が異なった。筆者から見て、今回の馬英…
2024.4.2
3月下旬、約1年ぶりに香港の地を訪れた。筆者にとって香港は、2018年から2020年、約2年間を過ごした思い出の地である。
2024.3.19
3月5日~11日、中国で一年に一度の全国人民代表大会(全人代)が行われた。まず政策面において、筆者から見て印象的だった3点を挙げる。
2024.3.5
中国で1年に1度行われる最重要政治会議である全国人民代表大会(日本の国会に相当、通称「全人代」)が本日(3月5日)開幕する。昨年3月の全人代で習近平第3次政権が本格始動し、習近平氏が国家主席に3選、李強氏が首相へ就任、その他、国務委員、…
2024.2.20
中国が春節(旧正月)休暇に入っていた(2月10~17日)期間中、台湾海峡で突発的事件が起きた。2月14日、中国福建省アモイの沿岸に位置し、台湾が実効支配する金門島付近の海域で、中国の漁船が転覆し、乗っていた4人が海に投げ出される形となり、…
2024.2.6
世界各地で選挙が行われる「選挙イヤー」といえる2024年。その先陣を切る形で、1月13日、台湾で総統、立法委員(日本の国会議員に相当)のダブル選挙が開催された。
2024.1.23
選挙イヤーといえる2024年。その幕開けとして、1月13日、台湾で総統選が行われた。日本の国会議員に相当する立法委員を選出する選挙も同時に行われた。選挙前に配信した本連載のコラムでは、「台湾総統選を読み解く8つのポイント」を取り上げた。今…
2024.1.10
今週土曜日(1月13日)、お隣の台湾で4年に1度の総統&立法委員ダブル選挙が行われる。近年、日本でも危機感を持って注目されている「台湾有事」を巡る動向を占う上でも極めて重要な政治イベントだといえる。本稿では、同選挙で注目すべきと筆者が…
2023.12.26
迎える2024年。中国問題で注目すべき点は何か。政治・経済・外交・米中・台湾という5つの視点から先読みしていく。
2023.12.12
台湾総統、立法委員選挙が年明け、1月13日に投開票される。台湾海峡の今後を占う上で極めて重要な政治イベントであり、日本を取り巻く地政学的情勢への影響も必至である。
2023.11.28
約1年ぶりの米中首脳会談が11月15日(現地時間)、米サンフランシスコで開催された。バイデン大統領は今回、APEC(アジア太平洋経済協力会議)出席用とは別に、米中首脳会談開催名目で習近平国家主席に招待状を送るという重視ぶり。一方、中国側も…
2023.11.14
11月10日午後9時(北京時間)、中国外交部が華春瑩報道局長の名義でプレスリリースを発表した。11月11日~17日、米サンフランシスコでAPEC経済人リーダーズウイークが開催され、期間中には参加国首脳による非公式会合も予定されている。ただ、何と…
2023.10.31
「李克強同志逝世」10月27日午前、国営新華社通信など中国の関係メディアによって配信されたこの中国語による7文字を前に、我が目を疑った。同メディアによれば、上海で休養中だった李克強前首相は27日未明、心臓発作に見舞われ、医師たちによる全…
2023.10.17
「中米関係は世界で最も重要な二カ国間関係だ」10月9日、中国を訪問中の民主党の上院議員シューマー院内総務率いる超党派議員らと会談の冒頭で、習近平国家主席がこのように切り出した。本音であり、本心だろうが、筆者の理解によれば、中国の最高…
2023.10.3
中国は現在、約3年続いた「ゼロコロナ」政策が今年に入って解除されて以来、最初の国慶節休暇を迎えている。9月29日から10月6日の1週間が人民たちにとっての休日となるが、懸念されてきた景気回復の遅れにどの程度の改善をもたらすかにも注目したい…
2023.9.19
9月9~10日、インドのニューデリーでG20首脳会議が開かれた。共同宣言における、ロシアのウクライナ侵攻に関する表現が弱く、ウクライナが憤慨を示すなど悶着(もんちゃく)も起こった。他のどの国からの指図も受け入れず、独立自主を貫くことで自…
2023.9.5
中国で「反日」が再燃しているように見受けられる。8月24日、日本政府が予定通り、福島第一原発ALPS処理水の海洋放出を始めた。それに対し、中国政府が猛反発していることが「反日」の背景にある。
2023.8.22
中国経済を取り巻く環境が劇的に変化している。直近の動向としては、1年半前にデフォルト(債務不履行)に陥り、2022年末時点で約49兆円の負債を抱える中国不動産大手・恒大集団(エバーグランデ)が8月17日、ニューヨークの裁判所に米連邦破産法第…
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