
2022.1.24
「言うべきことを言わない」と金融庁が糾弾したみずほ銀行から学べる本当の教訓
「みずほ銀行のシステムトラブル」は大きな社会問題になった。事件の印象をさらに強くしたのが、金融庁による業務改善命令の文書だ。文書によると、社員の「言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢」がシステム上、ガバナンス上のトラ…
プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役
2022.1.24
「みずほ銀行のシステムトラブル」は大きな社会問題になった。事件の印象をさらに強くしたのが、金融庁による業務改善命令の文書だ。文書によると、社員の「言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢」がシステム上、ガバナンス上のトラ…
2022.1.21
日本人は権利意識が薄く、事を荒立てずに話し合いで相手との合意点を探るというイメージがある。しかし、昨今のSDGsやカーボンニュートラル推進の急展開において、欧米が自分たちの有利なようにルールを決めていることに、不公平感や釈然としない思…
2022.1.10
最近、有名企業の管理職ポストにある人から「優秀な若手から辞めて困る」という言葉を聞くことが増えた。本当に“優秀な若手”たちから有名企業を辞めるのであろうか?個社の事情をいろいろ聞く限り、どうもそれは事実のように思われる。今回はその…
2021.12.27
新庄 ”BIG BOSS”に社会が熱狂している。コロナで疲れた私たちの心をパッっと明るくしてくれる。ポジティブ、かっこいい。人の悪口を言わない。幸せな未来をファイターズだけでなく、われわれにもたらしてくれそうである。一方で、冷徹な勝利至上…
2021.12.24
哲学者・和辻哲郎の『古寺巡礼』は、印象は信仰の本のようだが、実際は仏教美術の鑑賞のエッセイとでも言うべきものだ。戦前の発刊ながら、今でも版を重ね続ける大ベスセラーである。和辻の鋭い感性と滑らかで美しい日本語の描写が、読む人を感化す…
2021.12.13
よく「褒めて育てよ」などと言うが、そのつもりで必死で褒めているのに、いまひとつ相手はうれしがっている様子がなかったり、上司をヨイショしてありたけの賛辞を並べ立てても、まったくいい顔をされなかったという経験がないだろうか。また、誰も…
2021.11.29
ビジネスにおいて、「出身大学という“学歴”で人を評価するのはいまやナンセンス」と言われながらも、まだまだそれで人材を判断する企業が多いのも事実だろう。では、なぜ企業でそれほど「学歴」が重視されてしまうのか。なぜ「良い大学」に入るこ…
2021.11.25
先般も衆議院選挙があった。「日本の政治はなぜダメなのか」と悲憤梗概する人も多い。ふと疑問に思ったことがある。選挙に出る人たちの動機は何か。一体何がしたいのか。政治家とは何かという本質論を、マックス・ヴェーバーとリチャード・ニクソン…
2021.11.15
年次逆転の部署がすでに普通になってきている。公然と年下上司に反旗を翻す職場もある。やりにくそうにしながらも気を使い合っている職場もある。あまり気にせず普通にやれている職場もある。
2021.11.1
仕事はそう簡単にうまくいくものではない。経験の浅いうちは失敗ばかりだ。特に難しいのは、仕事を進めていくうえでの人間関係の構築と運用である。そもそものアイデアが良くても、人間関係がうまくいかないと実際の仕事は前に進まず、成果も得られ…
2021.10.25
未来の予測がつかない時代である。テクノロジーの高度化で個人が自由に経済活動を行った結果、格差問題や分断が生まれる資本主義の行き詰まりは目に見えている。かといって、国家が個の自由を制限し、統制を強めることが好ましいというわけでもない…
2021.10.18
上司が「会社や職場を良くしたいから何でも提案してほしい」と言ってくることは多い。しかし、それを真に受けて提案を考えても実際に実現しないことがほとんどだったりする。一体なぜか。上司が部下に提案をしてほしいというときの4パターンをさら…
2021.10.4
どんな会社でも、発注先を決めるのは難しい。金額と効果の妥当性を考え、社内での稟議(りんぎ)も通しながら進めなければならないからだ。そこで、発注先を決める手順や、発注先が決まる際のパラメーターについて、徹底的に考えてみることにしよう…
2021.9.22
精緻で実際的な理論の積み重ねと、経済学の正統的な研究を背景に、今日重要性を増すSDGsのような考え方を早くから提唱していた経済学者が日本にいた。流行をなぞるだけの表面的な「サステナビリティ」や「脱成長」を説く言説と、どう出自が違うのか…
2021.9.20
アスリートが世代交代するのは、同じルールで公平なジャッジのもとに若い人と戦って負けるから言い訳が出来ないからだ。しかしながら、経営者の場合、明確な引き際が分からず居座り続けてしまうことが多い。なぜ、この構造が続いてしまうのか。
2021.9.6
パワハラ社員が組織に一人でもいると、その企業には大変なマイナスであるにもかかわらず、多くの組織に存在する。なぜ撲滅されないのかというと、パワハラのような怒りを用いた戦略は、その人物の有能さを印象づける効果があるからだ。そこで、パワ…
2021.8.23
上司には、目標遂行のための、業務のコントロールタワー的な役割と、組織メンバーの紐帯(ちゅうたい)として全体をまとめていく役割が求められているが、「役に立たない上司」というのが存在する。そうならないためにも、部下から「使えない」と言…
2021.8.23
もしも中国が台湾に侵攻すると、日本は米中対立のフロントに立つことになる。そのとき日本はどうすればよいのか。また今回のコロナ禍のように、これまで経験したことのない複雑な要素が絡み合った事態に対処するための意思決定は、どうあるべきなの…
2021.8.9
現在は大企業でも素早い対応をせざるをえない時代になってきているが、指示をコロコロ変えると現場では大変な軋轢(あつれき)を生む。特に、変更の指示を出す管理職は社員から相当強い反発を受けてしまうだろう。そんな時に失敗しない対応法はある…
2021.7.26
かつて、経営者の教養であった中国古典の世界。米国型の組織が浸透するにつれ、次第に共通言語ではなくなってしまった。しかし、改めて三国志を読み返すと、そこには組織の大人物としての条件が見えてくるのだ。
アクセスランキング
「最後だったけど、言わなかった」…登美子(松嶋菜々子)が嵩に伝えなかった“思い”の正体【あんぱん第49回レビュー】
「なぜか子供がどハマりしている!」との声も。異例のビジネス書で紹介されている問題『消えた1000円』を、AIは解けるのか?
残念ですが、旧宮家の皇室復帰は非現実的です…皇位継承で「男系男子」にこだわる人に欠けている「歴史的視点」
「お金がたまらない家」には必ずある…今すぐ見直すべき「7つのもの」とは?
「自由ってこういうことか…」声の達人・山寺宏一が「あんぱん」実写でぶつかった“見えない壁”
「お金がたまらない家」には必ずある…今すぐ見直すべき「7つのもの」とは?
「最後だったけど、言わなかった」…登美子(松嶋菜々子)が嵩に伝えなかった“思い”の正体【あんぱん第49回レビュー】
永野芽郁と田中圭に「文春砲」が効かないワケ、不倫報道の“終わりの始まり”が見えてきた
残念ですが、旧宮家の皇室復帰は非現実的です…皇位継承で「男系男子」にこだわる人に欠けている「歴史的視点」
「なぜか子供がどハマりしている!」との声も。異例のビジネス書で紹介されている問題『消えた1000円』を、AIは解けるのか?
「日本の朝には阿部サダヲが必要だった」それでも屋村が出ていった理由〈本人コメント付き〉【あんぱん第45回レビュー】
「毎日1杯で眼圧がぐんぐん下がる!」こんなにあった、目に良い意外な「飲み物」「おやつ」【専門医が解説】
小泉進次郎大臣の2000円備蓄米、フリマ転売禁止で「転売ヤー、ざまあ」と歓喜する人が知らない事実
【ミキティが教える】誰かに嫌なことを言われた時、心の中で思うと落ち着く「ひと言」〈再配信〉
「お金がたまらない家」には必ずある…今すぐ見直すべき「7つのもの」とは?
仕事の質がどんどん上がっていく人と、何も成長しない人の「決定的な違い」
「こんな新型RAV4、誰が想像した?」ライバルのSUBARU「新型フォレスター」試乗で見えた“明確な違い”
「リーダーシップがない人」が無意識にやっている絶対NG行動とは?
「貯金2000万円が数年で消えた…」75歳男性が医療費で老後資金を失ったワケ
米IBMから分社化のキンドリル首脳が基幹システム刷新で起きている「ゲームチェンジ」を解説!競合コンサルにはない驚くべき“解決策”とは