秋山進
「高齢者集団」に経営を任せてはいけない!60代役員に見る“絶対アウト”な4つの兆候
会社が新体制に変わる際、多くの人が興味を持つのは、取締役たちの年齢。取締役の低年齢化は進み、最近は50代が普通になってきているが、いまだに60代になって初めて取締役になる人がいるような会社もある。若ければ良いというものでもないだろうが、リーダーの年齢は会社の経営に明らかに影響を与える。

渡部恒雄氏「トランプはタダ乗りするお荷物の同盟国が嫌い」もしトラで日本はどうなる?
激動の世界情勢、今後の米国の政治動向などについて語り合った対談の後編。「もしトラ」の場合、トランプ元大統領は「台湾を中国とのディールに使うこと」はありうるのか、日本がとるべき方策はどういうものかにまで話題が広がった。

渡部恒雄氏「トランプの野望は復讐と保身」もしトラで“裏切り者”はどうなるのか?
笹川平和財団上席フェロー(米戦略国際問題研究所〈CSIS〉非常勤研究員)で、米国の外交・安全保障政策の第一人者である渡部恒雄氏と、本連載『組織の病気』著者の秋山進氏が対談。激動の世界情勢、今後の米国の政治動向、「もしトラ」の可能性や、それが起きた時にどのような備えが必要なのかについて語り合った。

「自己PRがヘタクソな人」に決定的に欠けている5つの視点
プレゼンテーションや見せ方が重要な時代になり、「内容は大したことがないのに表現がうまい人」が、「内容はすごいのに表現が下手な人」を凌駕している。せっかくちゃんとした内容なのに、見せ方を誤ったせいで評価されないのはあまりにもったいない。ちょっと練習すれば誰でもそれなりのことができるようになる。

政治家の「外遊」はカン違いの温床!今すぐ言葉の使用を禁止すべきだ
地位のある人が外国に行くことを一般的に「外遊」というが、政治家が海外で物見遊山に興じるニュースを聞き慣れたせいもあって、海外に遊びに行く旅行のことだと思っている。かたや、ビジネス社会においては、「遊びに行く」という意味合いの海外出張は明らかに少なくなっている。だから、企業では「外遊」という言葉は現在ほぼ使われていない。なぜ政治の世界では「外遊」という言葉を使うのか。

もう限界!キツすぎ中間管理職をさらに追い詰める「職場の三重苦」の絶望
4月から新年度を迎える。コロナが完全に明けて初めての年度となるが、これまでにもまして、現場の中間管理職が過酷な状況に直面することが予想される。なぜなら、労働環境が、「三重苦」ともいえる厳しい環境に置かれているからである。

戦略思考ができる人は使ってる、「乱気流の時代」に大事なフレームワークとは?
日本も世界も、予測不能な出来事であふれている。このような時代は「困った時のドラッカー」が頼りになる。「確固たるプランニングは無理だが、予期はできるし、備えておくことはできる」というのである。では、どのように予期し、どう備えておけば良いのか。

「モラルが低いけど優秀な人」と「実力不足だけど誠実な人」……どっちが上に立つべき?
企業の有名経営者や業界のトップなどが、実際には人格的に問題があったり、明らかに不適格な言動をしたりして、トップの座から引きずり降ろされるという事象は珍しくない。なぜそんな人を組織のリーダーとしていただいているかといえば、発信力が大きいからだ。では、リーダーに倫理性は必要なのだろうか。

20代や30代の、意識が高く、仕事に真面目に取り組む人々の間で、1年から2年程度の短期間で転職する人が目立つようになってきている。しかし、この頻繁なキャリアチェンジは、良い結果につながるのだろうか。

「転職を繰り返す人」が失ってしまうキャリアの“重要なチャンス”とは?
20代や30代の、意識が高く、仕事に真面目に取り組む人々の間で、1年から2年程度の短期間で転職する人が目立つようになってきている。しかし、この頻繁なキャリアチェンジは、良い結果につながるのだろうか。

あなたは戻ってほしい?戻ってほしくない?意外に多いコロナ禍で享受できたメリット
コロナ禍を今振り返ると、家に閉じ込められ、不安でつらい時期もあったはずなのに、意外に良かったな、などと思ったりしている。

もう逃げられない!日本人と日本企業が2024年に直面する5つの「ヤバい大問題」
新年が始まった。世の中の変化は目まぐるしく、さまざまな難題も解決の見込みがないまま山積している。年当所感ではないが、日本企業を取り巻く環境、直面しそうな問題などについて、少し見通しを整理してみたい。

絶対採用してはいけない「優秀っぽい偽物」7タイプとは?巧みなだましの手口を暴露
人材採用は難しい。明らかにうそを並べていたり、自己評価が高すぎる偽物というのはわかりやすいが、「なかなかの傑物」という偽物もいるからだ。ではどうすれば良いのかを考えてみたい。

話や文章は「わかりやすいが最強」と思考停止している人が危険な理由
「わかりやすい」という言葉を使ってほめる方がおられる。それはうれしいことではあるが、「わかりやすい」が意味するものは、直感的に把握でき、情報が明確で、受け手が容易に消化できたことに過ぎない。

ジャニーズ、宝塚…記者の低レベル質問を反面教師に!出世につながる「いい質問7カ条」
近頃、企業の不祥事などで開かれる記者会見は必ず生放送・配信されるようになった。そこで、記者と言われている人たちがどのような質問をしているかを一般視聴者も目の当たりにする機会が増えたが、質問のレベルの低さに驚く人も多いだろう。しかし、企業の中でも同じだ。プレゼンの質疑応答などで、プロのビジネスパーソンとして十分なレベルに達しているだろうか。今回は良い質問をするために、どのようなことに気をつけるべきかまとめた。

「管理職になりたくない人」が8割!今こそ求められる人が持つ“絶滅危惧スキル”とは?
組織の運営に必要なリーダーの役割としては、通常大きく分けて二つある。“推進的”な役割と“維持的”な役割だ。両方をこなせる万能型はまれだ。ではどういう人が求められ、どんな仕組みにすれば組織は良くなるだろうか。

昭和の雑談三種の神器「健康・スポーツ・政治」は通じない…令和のコミュ力の秘訣とは?
コロナ禍が落ち着き、社会が動き出してびっくりした。日々、本当にたくさんのイベントが行われている。スポーツだけを取っても、世界陸上、バスケW杯、アジア大会、そしてラグビーW杯……。毎日いろんな話題が瞬間的に盛り上がり、次の瞬間には別の話題に取って代わられていく。

大阪万博が失敗確定な「4つの理由」、世界もあきれる“驚きの開催目的”とは?
大阪万博が開催される予定だが、直近の情報では、かなり雲行きが怪しい。大阪府がいくら「笛吹けど、誰も踊らない」状況にあるようだ。そもそも、この手のイベントに積極的に参加する理由は何かと思い、HPを見てみた。すると、今回の開催目的がちょっとびっくりだったのである。

害毒をまき散らす「エビデンスおじさん」が管理職失格だと言い切れる理由
最近は、如才ない管理職は、リスクとエビデンスという言葉を使いがちだ。いわく、「リスクは十分に検討したのか」、「エビデンスに基づいているのか」だ。

ジャニーズに言いなりのテレビ局「明らかな失敗」はなぜ起こったのか?
ジャニーズ問題に関して、純粋な競争戦略の観点から考えてみたい。具体的に言えば、テレビ局側は本来、タレントらを使う側(買い手)という強い立場でありながら、本来は弱い立場にある使ってもらう側(売り手)のジャニーズ事務所に対して、強く出られない状況が作られている。この状況は、経営学の教科書の一般的な現象として解説できる。
