2017.3.17 恐怖で子どもをしつけても意味がない 学校などで人が交通事故にあった映像を見せられ、「道路を飛び出してはいけない」と教えられた人は多いのではないだろうか。子どもが交通事故にあわないように、事故がいかに怖いものなのか説明する親もいるかもしれない。このような教育法を「スケ…
2017.3.7 受動喫煙を厳しくすると飲食店の売上は減るのか 受動喫煙防止法案に関する議論が続いている。受動喫煙が周囲の人の肺がんのリスクを上げることは疑いがないのだが、飲食店の売上が減ることを心配している飲食店の経営者や一部の国会議員から反対の声が上がっている。飲食産業に8400億円の経済損失…
2017.3.3 女性管理職を増やすと企業は成長するのか 安倍政権は女性の積極登用を成長戦略の1つとして掲げている。女性管理職が増えれば、企業内の人員が多様化し、新しい視点や価値が提供され、パフォーマンスが向上すると期待されている。しかし、中室牧子氏、津川友介氏によると、女性管理職を増や…
2017.2.24 「日本人なら」受動喫煙をしても健康に悪影響はない? 世界的にはすでに受動喫煙が肺がんのリスクを上げるのは確実であると証明されている。しかし、日本人については、「受動喫煙が健康に悪影響を与える」という確たるエビデンスがなかった。それが、日本で受動喫煙の防止が遅れている原因の1つと言え…
2017.2.21 飲食店を全面禁煙にすると人々の健康や店の売上はどうなるのか 受動喫煙に対する議論が加熱している。政府は現在、屋内での受動喫煙の防止対策を強化する法案を国会に提出する準備を進めている。しかしこの法案に対し、反対意見が続出した。はたして受動喫煙はどれくらい周囲の人の健康に悪影響があるのだろうか…
2017.2.17 テレビを見せると子どもの学力は下がるのか 子どもがテレビを見過ぎていることを気にしている親は多いはずだ。厚生労働省の統計によると、小学校6年生の子どもは平日に約2.2時間、休日には約2.4時間もの時間をテレビの前で過ごしているようだ。これでは親が心配するのも無理はない。しかし、…
2017.2.10 メタボ健診を受けていれば長生きできるのか 私たちは、会社や学校で健康診断を受けることが多い。最もよく知られているのは「メタボ健診」だろう。メタボ健診によって、自分の健康状態を知り、生活習慣病を予防したり、隠れた病気を発見できれば、長生きにつながるはずだと多くの人が信じてい…
2016.10.8 偏差値の高い大学に行っても将来の収入が上がらないって本当? 「偏差値の高い大学へ行けば将来の収入が高くなる」と信じている人は多いだろう。しかし、「収入が高くなるような能力の高い人ほど、偏差値の高い大学を選択した」だけなのか(相関関係)、「偏差値の高い大学に行ってよい教育を受けたから、収入が…
2016.9.24 「相関関係」と「因果関係」の違いを理解すれば根拠のない通説にだまされなくなる! 「●●教育法によって、東京大学に合格!」「■■を飲んだら、がんが治った!」巷では、このように、ある教育・医療の効果を喧伝する本を見かけることが多い。しかし、慶應義塾大学の中室牧子氏およびハーバード大学の津川友介氏によると、これらの…