堀内勉

HONZ

1960年東京生まれ、東京育ち。東京大学、ハーバード大学大学院卒。資本主義の教養学公開講座を主催し、資本主義研究を進める傍ら、邦銀、外資系証券を経て大手不動産会社で経営に携わった経験を基に、現在、多摩大学大学院、青山大学大学院で教鞭をとる。趣味は料理、ワイン、漆器収集、読書で、軽井沢でワインバーも経営している。読書はノンフィクション中心で、ジャンルは経済から哲学・思想、歴史、科学、芸術、料理まで、知的興味をそそるものであれば何でも。

日本の大企業は、世界的には「中小企業」にすぎない
徳成旨亮,堀内勉
徳成 世界において、大企業、ラージ・キャップと定義される線引き的な基準が、138億ドルなんです。つまり、2兆円ほど。それ以上の時価総額がある会社が、大企業とみなされるわけです。これ、調べてみたら日本に約90社しかないんですよ。
日本の大企業は、世界的には「中小企業」にすぎない
スタートアップ経験者が日本の大企業に戻ってこないと、日本は厳しい
徳成旨亮,堀内勉
徳成 実際にグローバルに戦っているのはそのJTCたち、時価総額〇兆円という大企業たちです。だからJTCを良くしていくためにも、スタートアップで経験を積んだ方々にはまた戻ってきてほしいなと思います。何だったら会社経営をやってほしい。そうじゃないと、日本は厳しい。
スタートアップ経験者が日本の大企業に戻ってこないと、日本は厳しい
「大学生時代が知的レベル最盛期」の人がこれから見直すべきこと
徳成旨亮,堀内勉
堀内 大学に入った時点が知的レベルの頂点で、そこからひたすら落ちていくというようなことになると、勝負の勝ち負けどころか勝負にもならないなという感じがあって。そこも見直す必要があると思うんですよね。
「大学生時代が知的レベル最盛期」の人がこれから見直すべきこと
世界で活躍できる子どもに育てるために親ができること
徳成旨亮,堀内勉
堀内 いくらお金があっても、とにかく受験勉強をさせていい大学に行かせて、それでいわゆるJTC(伝統的な日本の大企業)に就職したら嬉しいというような価値観の親だと、けっこう厳しいなという思いもあって。相変わらず昭和の価値観を押し付けるような親のもとで育ってしまうと……。
世界で活躍できる子どもに育てるために親ができること
イギリスが日本と比べて国際社会で圧倒的に存在感が高いのはなぜか
徳成旨亮,堀内勉
堀内 GDPというのはフローを表現しているものですから、企業で言えば粗利益と言うか、PLの項目に相当するものです。そこで私たちはPLが大きいとか小さいとか競っているかもしれませんが、そもそもBSが超優良で含み益が山のようにある。イギリスの上流教育というのはそうした感じなんですよね。
イギリスが日本と比べて国際社会で圧倒的に存在感が高いのはなぜか
日本が国際社会でルールメイク側に立てない原因は「真面目すぎる気質」にあった
徳成旨亮,堀内勉
堀内 もともと悪いことをして儲けようと思っていない日本人に、悪いことをしても儲けようと思っている人たち向けのルールを持ってきているわけですから、出ていないクギをさらに打って引っ込める、みたいなことになってしまいがち……と僕は思うんですね。
日本が国際社会でルールメイク側に立てない原因は「真面目すぎる気質」にあった
資本主義とは何か。人間中心に考え直す
堀内勉
名著『読書大全』の著者、堀内勉氏が、かつて絶望の淵に立たされた時に読んだヴィクトール・フランクルの『夜と霧』。そこに記された強制収容所での過酷な状況を生き抜いた考え方に、堀内氏は救いを見た。以来、読書は人生を変え、本と真摯(しんし)に向き合うことで、どう生きるかを考えた。その読書論を著した新著『人生を変える読書―人類三千年の叡智を力に変える』(Gakken)をもとに、ロングインタビューした。前編に続く、後編をお送りします。
資本主義とは何か。人間中心に考え直す
『読書大全』の著者を絶望の淵から救った本
堀内勉
名著『読書大全』の著者、堀内勉氏が、かつて絶望の淵に立たされた時に読んだヴィクトール・フランクルの『夜と霧』。そこに記された強制収容所での過酷な状況を生き抜いた考え方に、堀内氏は救いを見た。以来、読書は人生を変え、本と真摯(しんし)に向き合うことで、どう生きるかを考えた。その読書論を著した新著『人生を変える読書―人類三千年の叡智を力に変える』(Gakken)をもとに、ロングインタビューした。前編と後編の2回に分けてお送りする。
『読書大全』の著者を絶望の淵から救った本
第95回
サイボウズ青野社長が訴える、本当の「楽しく働く」こととは
堀内勉
私たちは皆、旧来の日本型会社システムがワークしなくなっていることに気づいている。ところが世の中全体がおかしい時、常識的な大人は、もしかしたら自分が間違っているのではないかと思ってしまう。そのおかしさを論理的に説明して、進むべき道を啓示してくれる指導者が現れれば、世の中は一気に変わる。それが青野氏であり、本書なのである。
サイボウズ青野社長が訴える、本当の「楽しく働く」こととは
第50回
奈良の小さな工芸会社が全国展開で成功できた理由
堀内勉
昨年で創業300年を迎えた中川政七商店。「日本の工芸を元気にする!」をミッションとして、今や絶滅の危機に瀕している日本の伝統工芸を盛り立てようと様々な取り組みを行っている「老舗ベンチャー」だ。業界がここ20年で5分の1以下にまで縮小する中、現社長が老舗をどのように立て直してきたか。
奈良の小さな工芸会社が全国展開で成功できた理由
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