藤江直人
「元・青森山田」異色監督の指揮でJ2→J1首位!町田ゼルビア「我々が正義」発言がネットで炎上したワケ
クラブ史上初めてJ2から昇格したばかりのFC町田ゼルビアが、シーズンの半分を終えたJ1戦線を堂々の首位で折り返した。開幕前の下馬評を完全に覆す快進撃の立役者は、同チームの指揮官だ。高校サッカー界の強豪、青森山田から異例の転身を遂げた黒田剛監督である。しかし、町田を率いて2シーズン目の黒田監督は今年6月、突如としてサッカーファンから激しいバッシングを浴びた。一体、町田ゼルビアと黒田監督に何があったのか――。

サッカー北朝鮮のドタキャン騒動、関係者がウワサする「とんでもない言い訳」とは?
サッカー日本代表と、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表とのW杯アジア2次予選第4戦が直前で中止になった。北朝鮮側が首都・平壌での日本代表戦を「ドタキャン」したためだ。中立地での開催や日程変更などの代替案も見送られるという、前代未聞のドタバタ劇はなぜ起こったのか。関係者のなかでうわさされる、北朝鮮側の「とんでもない言い訳」とは――。

なでしこに敗れた北朝鮮監督「号泣会見」の裏事情、引き金となった韓国人記者の“禁句”とは?
なでしこジャパンが2月28日、死闘の末に北朝鮮代表を2-1で撃破。今夏のパリ五輪出場を決めた。一方、3大会ぶりの五輪出場を逃した北朝鮮代表のリ・ユイル監督は、試合後の記者会見で嗚咽しながら涙を流し、日本でも大きく報じられた。リ監督の涙の裏には、単なる「敗戦の悔しさ」だけではない、やむを得ない事情があったと見受けられる。その背景にある「韓国メディアとのトラブル」を、現場に立ち会った筆者がレポートする。

日本代表・森保監督の続投「鶴の一声で即決」の違和感…“電撃解任”韓国との対比で考える
ともに優勝を目指して臨んだ2024年のアジア杯・カタール大会で、日本代表と韓国代表はいずれも道半ばで姿を消した。準決勝敗退を喫した韓国では、2026年夏まで契約を結んでいたドイツ出身のユルゲン・クリンスマン監督が電撃解任された。一方、韓国よりも早い準々決勝でイラン代表に逆転負けを喫した日本の森保一監督は、その手腕を問題視されないまま続投している。大会後に対照的な動きを見せる両国の違いを追った。

伊東純也がフランスで「干されなかった」3つの理由、性加害疑惑めぐりアジアカップと明暗
女性への性加害疑惑で刑事告訴されたFW伊東純也が、アジアカップ・カタール大会を戦っていた森保ジャパンを途中離脱させられ、ファン・サポーターを騒然とさせたのは記憶に新しい。さらに驚かされたのは、所属するフランス1部リーグのスタッド・ランスに復帰した直後の伊東が、2月11日の試合で先発フル出場したことだ。渦中の伊東は、なぜ所属クラブで「干されなかった」のか。日本サッカー協会と所属クラブが見せた、対応の違いを追った。

「注文の多い本田圭佑」は選手に戻れる?意味のわからん指導者・戦術NG、1年同じチームは嫌…
南アフリカ、ブラジル、ロシアと3度のW杯に出場し、全ての大会でゴールとアシストをマークした37歳の本田圭佑が新たな野望を抱いている。無所属となって2年以上が経過している状況ながら、2024年中に「選手」として復帰すると明言したのだ。ただし、移籍先に求める条件としては「JリーグNG」「ワンシーズン通してプレーしない」など多岐にわたる項目を掲げた。実績は超一流ながら、新天地への“要求”も多い元日本代表のカリスマを必要とするクラブは現れるのか。

サッカー日本代表が史上初の元日決戦!「三笘・久保が不在」でもタイ戦を見るべき理由【放送局・開始時間も解説】
サッカー日本代表が2024年1月1日、タイ代表との国際親善試合に臨む。史上初の「元日決戦」に招集された24人には、三笘薫・久保建英・遠藤航といった、欧州で活躍する常連組が含まれない。年末年始に所属クラブのリーグ戦があるためで、さらに三笘は負傷中でもある。だが「主力がいないから代表戦を見ない」と割り切ってしまうのは惜しい。国際経験が浅い選手も実力者ぞろいで、タイ戦は一見の価値アリだ。約35年にわたってサッカーを取材し、1993年の「ドーハの悲劇」を現地の記者席で目撃した筆者が、タイ戦の見どころを語り尽くす。

J1神戸が「イニエスタ退団後」に初優勝の皮肉、大金投じた楽天・三木谷オーナーの功罪
ヴィッセル神戸が悲願のJ1リーグ初優勝を果たした。その立役者といえるのが、オーナーである楽天グループの三木谷浩史会長兼社長だ。三木谷氏は神戸をクラブ消滅の危機から救い、2018年には元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを獲得。日本サッカー界を驚かせてきた。だが結果的に、今シーズンの躍進を支えた「勝つための戦術」は、三木谷氏が掲げてきた「バルセロナ化」とは対極に位置していた。三木谷氏によるチーム運営の“功罪”に迫る。

アビスパ福岡を初タイトルに導いた長谷部監督の手腕…エースが「心をつかまれた」瞬間とは?
かつてJ2とJ1を行き来していたアビスパ福岡。昇降格を繰り返す「エレベータークラブ」だった同チームが、今ではすっかりJ1に定着した。それどころか、2023年の「YBCルヴァンカップ」では強豪・浦和レッズを撃破し、Jリーグ参入28年目にして初タイトルを獲得した。その立役者といえるのが長谷部茂利監督である。J1屈指の人気クラブ・ガンバ大阪に誘われたエースストライカーに「おめでとう」と言葉をかけるなど、器の大きなマネジメントを展開する同監督の手腕に迫る。

常勝軍団のはずが…元代表・柴崎岳がケガで離脱、5年連続「無冠」鹿島アントラーズの過酷な現実
常勝軍団・鹿島アントラーズがもがき苦しんでいる。ヴィッセル神戸戦で敗れてリーグ戦優勝の可能性が消滅し、2018シーズンを最後に5年連続「無冠」が確定した。タイトル奪回を掲げて約6年半ぶりに復帰した元日本代表MF柴崎岳も、状況を変えられないまま負傷離脱した。ヨーロッパからの復帰組が増えた鹿島が直面するチーム作りの難しさを、「柴崎の言葉」と「鹿島の歴史」の両面から探る。

バスケ日本代表ホーバス監督の異色すぎる経歴、トヨタ社員→NBA選手→IT副社長…FBI目指した過去も
男子バスケットボール日本代表が快挙を達成した。先日のW杯で史上初の3勝をマークし、従来の「対欧州勢で全敗、五輪を含めた世界大会で11連敗」という不名誉な記録に終止符を打った。そして、アジア勢の最上位に与えられるパリ五輪出場権を獲得したのだ。代表チームを率いるのは元NBA選手のトム・ホーバス氏。同氏の指導力の高さは折り紙付きだが、選手だけでなく「会社員」の経験があるという事実はあまり知られていない。その異色の経歴と、独自のチームビルディングに迫った。

前代未聞の暴動沙汰…「浦和レッズサポーター」が問題を起こしがちな真因とは?
今年8月、浦和レッズの敗戦後に憤慨したサポーターがピッチに乱入し、暴力や破壊行為に及んだ。日本サッカー協会(JFA)は違反行為に手を染めた浦和サポーター17人を特定し、日本国内で行われる全試合を対象とした無期限入場禁止処分を科した。暴力行為や小競り合いなど、過去に発生したJリーグファンによる問題行動の多くには、必ずと言っていいほど「浦和レッズサポーター」が関わっている。その理由は何なのか。記者会見におけるクラブ幹部の発言などから、その真因を探る。

日本の若き逸材がマンチェスター・ユナイテッドの「夢のオファー」を断った理由
サッカー日本代表の守護神候補と期待される鈴木彩艶(すずき・ざいおん/21歳)。ガーナと日本のハーフで、驚異的な身体能力を持つゴールキーパーだ。鈴木は今夏までJリーグの浦和レッズに在籍し、そこからベルギーの中堅チームに移籍した。だが、鈴木の元には世界を代表する名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッドからも獲得オファーが届いていた。その「夢の移籍」を、実は鈴木は断った。なぜ彼はその選択をしたのか。取材で鈴木が残した言葉から、プロサッカー選手のキャリアプランやステップアップの在り方を考察する。

サッカー日本代表に「恐怖の北朝鮮アウェイ戦」再び…24時間監視に携帯禁止、心労で敗戦の過去
サッカーW杯(2026年大会)のアジア2次予選で、日本代表と対戦する国々が“難敵”ぞろいとなった。核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に、内戦が続くシリア。1次予選の結果次第では、クーデター後の政情不安が続くミャンマーも加わるかもしれない。各国と対戦する際は「ピッチ外」でも選手たちが神経をすり減らすことが懸念される。歴史をひもとくと、特に北朝鮮代表とのアウェイ戦で、日本代表は極めて厳しい措置を課されてきた。その恐怖の実態とは――。

古橋亨梧「セルティックと契約延長」の真意を深読み、強豪移籍の“条件”とは?
欧州サッカー「夏の移籍市場」におけるサプライズの一つが、日本代表FW古橋亨梧によるセルティックとの契約延長だろう。昨シーズンのリーグ得点王を獲得した28歳の快足アタッカーは、ファンやメディアから「イングランド・プレミアリーグのクラブへステップアップを果たせるのでは」と期待されていた。そこから一転、古橋が2027年6月までの4年契約を結んだのはなぜなのか。古橋が下した決断の真意と、この先にさらなる強豪チームへ移籍する確率を探る。

56歳キングカズ、出場・ゴール激減でも「現役続行」のワケ…全面支援するキーマンとは?
56歳のプロサッカー選手、FW三浦知良の新たな戦いが間もなく始まる。今年1月に横浜FCから期限付き移籍した、ポルトガル2部オリベイレンセとの契約をさらに1年間延長。8月中旬の新シーズン開幕を心待ちにしている。50歳を迎えてからはゴールもプレー時間も激減しているキングカズは、結果が求められるプロの世界でなぜ現役を続けられるのか。その背景には、生涯現役を望むカズを全面的に支援してきたとされる「キーマン」の存在があった。

名門バルセロナからヴィッセル神戸へ加入し、世界を驚かせてから5年余り。スペイン代表でも一時代を築いた司令塔、アンドレス・イニエスタが涙とともに日本を去った。だが「人格者」のイメージが強いイニエスタは、日本ラストマッチでの交代時に自チームの吉田孝行監督と目も合わせず、半ば“無視”するような形でピッチを後にした。愛する神戸での引退を望んでいた39歳のレジェンドは、なぜ「もう一つの顔」をのぞかせたのか――。その胸中に迫った。(ノンフィクションライター 藤江直人)

ヴィッセル神戸に5年間所属した稀代の司令塔、アンドレス・イニエスタが7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に退団する。日本サッカー界に大きな足跡を残した39歳のレジェンドは、スコットランドリーグの得点王を獲得し、日本代表にも復帰したFW古橋亨梧(元・神戸所属)を大きく成長させた一人だといえる。約5年前の紅白戦で、FC岐阜(当時J2)から神戸に移籍したばかりの古橋に対し、イニエスタはさりげない助言を耳打ちしたという。古橋の飛躍のきっかけになった一言とは――。

折り返しが迫るJ2戦線でFC町田ゼルビアが首位を快走している。15位で終えた昨シーズン後に、28年間率いた青森山田高校を屈指の常勝軍団へ育て上げた黒田剛監督が新指揮官に就任。当初は好奇な視線を向けられた、53歳になったばかりの新人監督はいかにして町田を変えているのか。躍進の背景には、高校サッカーでは多用される一方、「プロでは通じない」とされてきた“意外な戦術”があった――。

10代の頃から天才と呼ばれてきた日本代表MF久保建英が、覚醒のシーズンを迎えている。昨夏に加入したレアル・ソシエダで、自己年間最多を大きく上回る8ゴールをマーク。ラ・リーガ1部の上位をキープするチームをけん引している。戦いの場をスペインへ移して4年目。これまで苦戦を強いられてきた21歳が、自らたぐり寄せたターニングポイントを追った。
