岩本有平
創業期のDeNAに参画し、後の主力事業となるMobageなどを立ち上げて代表取締役に就任するも、いわゆる「WELQ騒動」では大きな傷跡を残した守安功氏。DeNA代表退任後はスタートアップ・タイミーの取締役に就任。だが半年でコンプライアンス規程違反を理由に退任した。そんな守安氏は現在、gumi創業者の國光宏尚氏の新会社・Thirdverseでブロックチェーンゲームを開発している。退任劇の真相、コンプライアンスとの向き合い方、そしてThirdverseで手がけるブロックチェーンゲームの可能性までを守安氏が自ら語った。

ベンチャーキャピタル・B Dash Ventures主催のイベント「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」。恒例となるスタートアップ向けピッチコンテスト「Pitch Arena」では、工事や建設などレガシー産業の現場の遠隔支援・ナレッジ共有ツール「SynQRemote」を提供するQUAND(クアンド)が優勝した。同社を含む登壇企業を紹介する。

「社会課題の解決」と「企業としての持続可能な成長」の両立を目指すスタートアップを指す「インパクトスタートアップ」。日本でのインパクトスタートアップの活動を加速すべく、関連スタートアップが業界団体を設立した。会見で語られた喫緊の課題とは。

話題に事欠かない──そう表現するのにぴったりの人物かもしれない。プロサッカー選手の本田圭佑氏が先日、新たなファンド「XPV Circle Fund」の立ち上げを発表した。これまで自身が投資家としてファンドを立ち上げてきた本田氏が、なぜLP出資に特化したファンドを立ち上げたのか。また投資対象を海外著名人にする狙いとは。本田氏の口から語られたのは、「海外著名人の新しい資産形成・管理のかたち」だった。

東京都のDX関連施策が加速している。9月9日には、東京都内の自治体のDXを実現する外郭団体「GovTech東京」の構想を発表した。ハイレベルIT人材を集めた外郭団体を立ち上げ、東京都全体のDXをはかる狙いだ。2023年度秋をめどに活動を進める計画だという。

ネガティブな報道が続くSPAC(特別買収目的会社)だが、日本のスタートアップが米NASDAQに上場するという1つの「道」が見えてきた。ホバーバイクやドローンの開発・製造を手がけるA.L.I.TechnologiesがSPACを通じてNASDAQ市場に上場する。

スタートアップを支援する「アクセラレータープログラム」が増えている。これまで「選ぶ側」であることが多かったVCや企業なども、価値あるスタートアップと出会い、出資するための競争が激化している。米国発のVC・DCMも創業間もないスタートアップ向けの新たなプログラムを発表した。だがこのプログラムはスタートアップの「支援」ではなく「投資」だという。その言葉の意味するところを聞いた。

共同でWeb3スタートアップの支援に乗り出す大手VCのグロービス・キャピタル・パートナーズと、パブリックブロックチェーン「Astar Network」運営のStake Technologies。日本のWeb3スタートアップの可能性や現状の危機感について、GCP代表パートナーの高宮慎一氏とAstar Networkを手がけるStake Technologies代表取締役の渡辺創太氏に聞いた。

独立系大手VCのグロービス・キャピタル・パートナーズと、パブリックブロックチェーン「Astar Network」運営のStake Technologiesが、共同でDApps(分散型アプリケーション)開発者の支援に取り組む。8月のイベント開催を皮切りに、9月以降に具体的な支援施策を進める予定だ。取り組みの意図や日本のWeb3スタートアップの可能性について、GCP代表パートナーの高宮慎一氏とAstar Networkを手がけるStake Technologies代表取締役の渡辺創太氏に聞いた。

Googleが日本でスタートアップ向けの新たな支援プログラム「Google for Startups International Sales Academy」を12月より開始する。新プログラムでは経済産業省と協力。経産省が手がけるスタートアップ支援制度「J-Startup」の採択企業から10社を選定してトレーニングを実施。海外市場における新規顧客やパートナーシップの獲得、資金調達のためのスキルなどを学ぶ。

音声プラットフォーム「Voicy」を運営するVoicyが、総額27.3億円の資金調達を実施した。音声に関わるサービスと言えば、2021年に爆発的にブームとなり、その直後に下火になった「Clubhouse」の記憶も新しい。だがVoicyはそれとは異なる成長を見せていると、代表取締役CEOの緒方憲太郎氏は語る。同社のこれまでと、これからについて緒方氏に聞いた。

コンプライアンス違反でタイミーCOO退任の守安功氏、國光宏尚氏が率いるThirdverseへ
先日、GMOインターネットが設立の方針を発表したWeb3ベンチャー支援に特化したハンズオン型コーポレートベンチャーキャピタル「GMO Web3」の顧問に守安氏が就任することが明らかとなった。そのニュースに続く形で、守安氏は自身のSNSで國光宏尚氏が率いるVRゲーム開発のスタートアップ・Thirdverseに入社したことを明かした。

6〜3日の3日間、北海道・札幌で開催されたB Dash Ventures主催の招待制イベント「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporo」。3日には新進気鋭のスタートアップが競い合うピッチコンテスト「Pitch Arena」の決勝戦が開催された。予選を突破した18社から優勝したのはAI作曲サービスを提供するSOUNDRAWだった。

そんな“スタートアップの冬”の到来が報じられる状況下だからこそ、ベンチャーキャピタルも起業家も「コミュニティ」の力を重視する傾向にある。そのコミュニティを大きな軸とするVC・千葉道場ファンドが3号ファンドの組成を明らかにした。最大60億円という決して大きくないファンドサイズとコミュニティ、2つの武器でVCとしてどんな役割を果たそうとしているのか。

スタートアップや起業が市民権を得ても、最初の一歩を踏み出すのには勇気がいる。では先輩起業家たちは、どういった思いでその一歩を踏み出してきたのか。「SIGNAL AWARD 2022」のセッション内で、アル代表取締役の古川健介氏、YOUTRUST代表取締役の岩崎由夏氏、New Innovations代表取締役の中尾渓人氏がそれぞれの起業論を語った。

【4/26開催】メルカリCEOも登壇!最注目スタートアップ20社を知るオンラインイベント
スタートアップ情報に特化したオンラインメディア「DIAMOND SIGNAL(ダイヤモンド・シグナル)」が4月26日に初となるオンラインイベント「SIGNAL AWARD 2022」を開催します。事前審査を勝ち抜いた、今もっとも注目すべきスタートアップ20社を紹介するほか、メルカリ創業者・代表取締役CEOである山田進太郎氏をはじめとした業界キーマンのトークセッションも実施します。

インキュベイトファンドは4月12日、独立系シードファンドへのLP出資に特化したファンド「IFLP2号ファンド」を設立したことを発表した。出資者の募集は2020年末まで継続し、最終的には100億円規模のファンドになる予定だという。

3月31日、タイミーは守安氏によるコンプライアンス規程違反の事実が発覚したことをうけ、2022年3月23日に開催した臨時取締役会において、辞任勧告を決議。3月25日付けで守安氏が取締役COOを退任したことを発表した。

DIAMOND SIGNALでは2月9日より、スタートアップやビジネスの変革に取り組む“挑戦者”を表彰する「SIGNAL AWARD 2022」の募集を開催します。募集締切は3月18日。4月26日にオンラインで表彰式を開催する予定です。審査員や当日のプログラムについては、順次公開していきます。

ベンチャーキャピタリストとして15年近く日本のスタートアップへの投資・支援をしてきた、グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナーの高宮慎一氏。同氏に高宮氏に2022年のスタートアップ業界の展望を聞いた。
