大崎真澄
AIやロボットなどのテクノロジーを活用することで「持続可能な農業へのシフトを加速する」──そんな目標のもと、農業ロボット「ティターン」を軸に有機農業の自動化に向けた研究開発に取り組むのが2021年設立のトクイテンだ。

“在宅勤務手当の代替”を目指すリモートワーク支援プラットフォームの「リモートHQ」を展開するHQが事業を広げている。サービスローンチから約1年で導入企業は40〜50社。新たに7億円を調達し、成長スピードを加速させる計画だ。

スマートキャンプSaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」を運営するスマートキャンプの創業者・古橋智史氏。同氏が新たに立ち上げたNFIGURE(エヌフィギュア)ではフィギュアメーカーとタッグを組み、NFTとリアルなフィギュアを掛け合わせたプロジェクト「MASKED GIRLS NFT」の準備を進めている。

BtoBのSaaSを中心に、日本や米国など160社以上のスタートアップへ投資をしてきたDNX Ventures。同社が新たなファンドを立ち上げ、日本国内での投資活動を加速させる。

NFTに興味はあるものの、具体的に何から始めたらいいのかわからない──。そんな“NFT初心者”でもエントリーしやすい、敷居の低いNFTを目指した「marimo」が注目を集めている。9月7日より開始したプレセール(事前販売)で3700点以上を販売。9月8日の12時に開始したパブリックセールから7分でトータル1万点が完売した。

さまざまな情報にウェブ上でアクセスできる今の時代においてもなお、個人で網羅的に収集するのが難しい「給与」情報。2020年創業のPROJECT COMPは「エンジニア」の給与情報を透明化し、個人でもアクセスできる環境を作ろうとしている。

ダンボールを軸とした梱包材領域の専門ECサイトとして事業を拡大し、年商約60億円を誇るダンボールワン。実は同社の原点は石川県七尾市でダンボールの製造販売を手がけていた町工場から生まれた「ダンボールのECサイト」だった。町工場発のECサイトがいかにして成長企業へと進化を遂げていったのか。その裏側を聞いた。

ShopifyやBASE、STORESといったサービスが広がったことで、情熱を持った個人が自らブランドを立ち上げ、オンライン上で気軽に商品を販売できる土台が整った。同じような流れはテクノロジーやデータの活用が十分に進んでいなかった「BtoBコマース(卸売)」の領域においても加速し、個人が簡単に卸売に挑戦できるような時代が来る──。2021年創業のgoooods(グッズ)ではそのような考えから、新しい切り口のBtoBコマースサイトを開発している。

国内外でチャレンジャーバンクと呼ばれる新興企業が増えてきているが、2019年創業のFivotが目指すのは“法人融資型”のチャレンジャーバンク。スタートアップに対して従来の「株式発行による調達(エクイティ)」と「融資(デット)」の間を埋める性質を持った金融サービスを提供することで、産業全体を活性化していきたいという。“法人融資型”のチャレンジャーバンクを目指す

入金前の請求書を現金化できるオンラインファクタリングサービス「ペイトナー ファクタリング」を通じて、フリーランスや中小企業の資金繰りを支援してきたペイトナー。同社が新たに小規模事業者の「請求書の処理業務」を効率化するサービスを始める。

ROMSはロボティクスと小型の自動倉庫の仕組みを小売業界向けに提供するスタートアップだ。年中無休のピッキングロボットと自動倉庫技術を軸に商品のピッキングを自動化することで、ネットスーパーなどの課題解決を目指す。

薬局のDX化に伴い薬局向けにSaaSを提供するプレーヤーが増えているが、2018年創業のPharmaXでは自ら“ITを活用したオンライン薬局”を展開することで薬局のDXに取り組んでいる。

営業担当者に“今やるべき最適な行動”を提案するサービスを手がけるMagic Moment。同社は2021年4月に約6.6億円を調達するものの、その後はSMBの顧客の解約が続くなど苦戦を強いられた。約半年間の試行錯誤の末、戦略を転換することで再び成長軌道に乗ったというMagic Moment。その裏側を聞いた。

“ゲノム編集マダイ”で注目を集める、京大発スタートアップ・リージョナルフィッシュ。可食部1.2倍のマダイや、成長性1.9倍のトラフグを実現する同社の品種改良技術とは。

エクイティやデットとは異なる“新しい資金調達手段”として海外で注目を集める「レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)」。この仕組みを日本で広げようとしているのがYoiiだ。

ITデバイスとSaaSの統合管理サービスを通じて、コーポレートIT業務の効率化や自動化を支援するジョーシス。同社では国内事業のさらなる拡大や2023年に予定している海外展開に向けて、複数の投資家より約44.2億円を調達した。

ファンの熱量を最大化する“Web3時代のファンプラットフォーム”を実現する──。そんな思いのもと、ソニー・ミュージックエンタテインメントや集英社、バンダイナムコエンターテインメントなどの大手エンタメ企業とともに事業に取り組んできたスタートアップがある。2018年創業のGaudiyだ。

日本の小売・流通領域のDXを加速させるべく、この領域に絞ってスタートアップの成長や事業会社のオープンイノベーションを支援する。そんな“コマース領域特化型”のベンチャーキャピタル(VC)、New Commerce Venturesが始動した。

情報漏洩や不正アクセスを始めとしたセキュリティ事故の主な原因となっている、“クラウドサービスの設定ミス”。この対応策として近年注目を集めるのが「CSPM」と呼ばれる領域のサービスだ。

テクノロジーを活用することで価格面や手続き面の負担を減らし、ユーザーが気軽に利用できるフィットネスジムを提供する──。2020年12月に加藤恵多氏が創業したLifeCoachが目指しているのは“スマートなフィットネスジム”の実現だ。
