
江幡吉昭
業績好調な非上場企業の経営者であれば、多くが節税のために活用してきたであろう法人契約の生命保険。だが、2019年に税務取り扱いの大幅な変更があり、当時、駆け込み加入した保険の解約返戻金が2025年にピークを迎える。節税保険の加入を単なる「課税の繰り延べ」にしないための、出口戦略として有効な4つの手法について解説する。

政府・与党が12月16日にもまとめる2023年度の税制改正大綱で、生前贈与のルールが大きく変わる見通しだ。ルール改正のポイントと対策について、富裕層の資産管理の専門家が解説する。

#5
証券会社や銀行が富裕層向けの運用商品としてこぞって販売してきた「仕組み債」。実はハイリスクミドルリターンの商品で資産が10分の1になるほど大損したという富裕層も。相次ぐ被害に金融庁が動いた。

#3
円安、インフレ、資源高、そしてウクライナ戦争――。富裕層を取り巻く世界環境が激変している中、資産防衛として節税の手段の変化はどうなっているのか。富裕層の資産管理の専門家が最新状況を分析した。

お盆の時期こそ考えておきたいのが、「相続」についてです。特に財産額が大きい富裕層にとって、相続は悩みの種。手続きを面倒に感じて、「お世話になっている銀行に任せよう」と思う人も少なくないかもしれません。しかし、きちんと任せる内容を吟味しておかないと、割高な費用を支払うことになり損することも……。銀行で相続について相談する上での注意点を解説します。

ドル高円安の傾向が続いている。約24年ぶりとなる円安水準は、経済にも大きな影響を及ぼしかねない。そして、それは個人の資産にも波及していくだろう。そうした中、豊富な資産を持つ富裕層たちは、何を考え、どう動いているのだろうか。事例を踏まえて、富裕層が行っている「リスクヘッジ」について見ていこう。

富裕層に話を聞くと、「預金額が急に増えたところ、銀行から突然電話がかかってきた」というケースが少なくない。低金利の今、銀行にとっては金融商品の販売が重要なビジネスであり、富裕層はそうした営業を受けることがよくあるのだ。ただ、「いつもお世話になっている銀行だから」と安易に信頼してしまうと痛い目を見ることも……。銀行から提案を受けたときに「絶対やってはいけない銀行取引」について解説する。

ロシアによる侵攻で、ウクライナ情勢は緊迫した状況が続いている。侵攻前から始まっていた新型コロナウイルス感染拡大や、資源高などもあり、世界経済にも大きな影響をもたらした。こうした中で、変化に敏感な富裕層たちは何に注目し、どう動いたのか。実際の声を交えて解説する。

ロシアのウクライナ侵攻が、世界経済に大きな影響を及ぼしています。多額の資産を持つ富裕層にとってもそれは他人事ではありませんでした。特に打撃を受けたのが、「仕組債」に投資していた人々です。どんな変化が生じたのか。仕組債のメカニズムを踏まえて解説します。

高年収の富裕層の間で長年行われてきた「自宅を買うべきか、借りるべきか論争」。人口減少している日本で不動産を資産として持つ魅力はないと考え、賃貸を選ぶ富裕層は一定数います。富裕層の資産運用をサポートしてきた筆者もこれに賛同していましたが、昨今の国際情勢の変化を受け、意見を180度変えました。その理由とは。

「富裕層のお金の使い方」の特徴について解説した前回に続き、長年、富裕層の資産管理を行ってきた筆者が、富裕層の資産運用における特徴について解説します。なぜ、お金持ちはよりお金持ちになり、一般の投資家と格差が拡大していくのでしょうか。

「富裕層」に対して、読者の皆さんもさまざまなイメージを持っていると思います。今回は、富裕層はどのようにお金を使うのかについて解説します。長年、富裕層の資産管理を行ってきた筆者が考える、富裕層におけるお金の使い方の共通点とは?
