
奥井 亮
「個が強ければ、チームも強い」。コンサル業界では、そんな信念が語られがちだ。だが、現場で成果を出し続ける“伸びるチーム”には、明確な共通点がある。成果を出し続けるチームと、伸び悩むチームを分けるもの。それが「ビジョン」「リーダー」「カルチャー」という3つの要素だ。チームとしての目的が明確で、それを体現するリーダーが存在し、価値観が共有された文化が根づいている。この3要素がそろうことで、組織は外部環境に左右されず、長期的に成長を続けることができる。

ChatGPTをはじめとする生成AIの進化は、ホワイトカラーの代表格たるコンサルタントの仕事すらも大きく変えつつある。市場リサーチや資料作成といった業務は、もはやAIが“瞬時に”代行可能となりつつある今、果たしてコンサルティングファームの人材は、どのような価値を提供し続けられるのか。自身もコンサル出身であり、コンサル業界の転職事情・キャリア形成に詳しいヘッドハンターの奥井亮氏が、これからのコンサルティングの価値と、求められる人材像を読み解く。

コンサルタントはキャリアを重ねて昇進すると、求められる役割・責任が「職業が変わる」といえるほど激変することがある。こうした昇進は飛躍のチャンスであると同時に、転職を考える人材が増えるタイミングでもある。では、実際に転職を試みたコンサルは、その後どのような道を歩むのか。また、コンサルを続けた場合はどうなるのか。自身もコンサル出身であり、コンサル業界の転職事情・キャリア形成に詳しいヘッドハンターの奥井亮氏が解説する。

コンサルティング会社に仕事を任せた経験がない人の中には、「自社で優秀な人材を雇えばいいのでは?」「高いお金を払って頼む必要があるのか?」と考えている人もいるだろう。だが、コンサル人材は企業の課題解決のプロであり、クライアントが享受できるメリットは少なからずある。また、案件の成果を最大化するには、依頼者の側にもコンサルとの適切な付き合い方が求められる。その両方について、自身もコンサル出身であり、コンサル業界の転職事情・キャリア形成に詳しいヘッドハンターの奥井亮氏が解説する。

スマートに働き、キラキラしている――。コンサルタントに対して、そうしたイメージを持つ人は多いだろう。だが、実際のコンサルの仕事はもっと泥くさいものである。とことんクライアントと向き合い、限界まで考え抜くことを繰り返しながら、徐々に一人前の人材に育っていくのだ。コンサルティングファームに入社したばかりの人材が、理想と現実とのギャップを乗り越えて活躍するには、どんな意識改革が必要なのか。

SIer(システムインテグレーター)出身者の採用に注力するコンサルティングファームが増えている。背景には、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速がある。顧客のニーズに対応するため、デジタルの知見を兼ね備えたSIer出身人材を求めているのだ。SIer出身者がコンサル業界に転職する“うまみ”はどんなところにあるのか。また、SIer出身者はコンサル業界で活躍できるのだろうか。

コンサルティングファームの最高職位であり、多くのコンサルタントがいつかはなりたいと憧れるポジションが「パートナー」だ。年収は数千万円から、人によっては1億円を超えることもある、コンサル業界でも限られた人しかたどり着けないまさに“トップクラス”。そんなパートナーまで上り詰める人は、何が優れているのか。

デジタル化を背景に、「コンサルティングも行う」と銘打つSIer(システムインテグレーター)が増えている。しかしこうした「SIerのコンサル化」はあまりうまくいっていない。その理由とは何か。また、コンサルもIT領域での支援を強化しているが、SIerで働く人で「コンサルに向いている」のはどんな人なのか。

近年、大手コンサルティングファームが新卒、若手採用を強化している。コンサル業界といえば少数精鋭で、一部の超優秀層しか採用しないイメージがある人も多いかもしれない。コンサルが若手の“頭数”を増やし始めた理由とは何か。また、学生からコンサル業界が魅力的に映る理由とは。

コンサル業界といえば、「高年収」で知られる業界の筆頭だ。実力があれば、年齢に関係なく高い年収を実現できると期待している人も少なくないだろう。しかし実際に、コンサルティングファームで年収アップを実現する上では、実力以外の要素も重要な鍵を握る。コンサル業界での年収アップの秘訣とは?

今、大手コンサルティングファームでは、どのような人材が求められているのか。自身もコンサルティングファーム出身で、コンサル業界の転職事情・キャリア形成に詳しいヘッドハンターの奥井亮氏が「コンサル業界のキャリア」を徹底解説する本連載。第2回は、転職市場の変化を踏まえ、ファームから引く手あまたとなる人材の特徴について徹底解説する。

就活生や転職希望者からの人気が高いコンサル業界。しかし、他業界や職種と同様、コンサル業界にも向き不向きがある。どんな人が優秀なコンサルタントになれるのか。自身もコンサルティングファーム出身で、コンサル業界の転職事情・キャリア形成に詳しいヘッドハンターの奥井亮氏が「コンサル業界のキャリア」を徹底解説する本連載。第1回は、コンサル業界で成功する条件に迫る。

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トップ転職エージェントが明かす、最高の転職・キャリアを実現する方法。特集『最高のキャリア・転職術』最終回は、年代別の成功する「キャリアのルール」とマーケットバリューを高める条件について解説します。豊かなキャリアを実現し、人生を飛躍させる極意が分かります。

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トップ転職エージェントが明かす、コンサル業界で成功するための「2つの価値観」とは?また取り返しがつかないキャリアの分岐点とは?特集『最高のキャリア・転職術』第5回は、コンサル業界で勝ち残るキャリア戦略を解説。最高位パートナーまでのキャリアの描き方が分かります。

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あなたの転職活動を成功に導く、良い転職エージェント3つの条件とは?またその見極め方は?特集『最高のキャリア・転職術』第4回は、転職エージェントの見極め方と付き合い方を解説。トップヘッドハンターが明かす、最高の転職エージェントと出会う方法とは?

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転職活動で複数エージェントを活用すべきでない理由とは?また内定時点で、「年収」で転職を決めるべきでない理由とは?特集『最高のキャリア・転職術』第3回は、転職活動で陥りがちな12の罠と対処法を解説。転職活動を成功に導く極意が学べます。

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トップ転職エージェントが直伝!すべてのビジネスパーソンが転職活動をすべき3つの理由と、キャリア格差時代の生存戦略。特集『最高のキャリア・転職術』第2回は、転職と転職活動の本質的な違い、そして現代における転職活動の本質的意味を解説します。

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転職で「年収・ブランド」より重視すべき条件、トップ転職エージェントが直伝【動画】
トップ転職エージェントが直伝、「最高のキャリア・転職」を実現する秘訣!転職で迷った時の4つの判断軸とは?転職条件で絶対に優先すべき要素とは?特集『最高のキャリア・転職術』第1回は、最高のキャリアを構成する3つの要素と、「キャリア戦略」の正しい考え方を解説します。
