弁護士ドットコムニュース
24時間365日稼働している交番では、交代制で勤務している警察官以外にも「交番相談員」という職員がいることを知っていますか。交番相談員は、警察業務に関する知識や技能を持つ元警察官などから選ばれ、都道府県単位で任命されています。全国の交番で交番相談員が配置されているのはなぜなのでしょうか。また警察官との違いは何でしょうか。

今年5月、ある男性2人組のYouTuberが、埼玉県秩父市にある中世の城跡を訪れ、金属探知機に反応した場所を次々とスコップで掘り返して「お宝」を探す動画が問題となった。一方、同じ日、三重県津市の山中で遊んでいた子どもたちが偶然、貴重な中世の墓を見つけ、「歴史的大発見」と報じられて注目を集めた。歴史的な場所を掘り返して違法性が指摘されたYouTuberと、山中で歴史的大発見をした子どもたちの、明暗を分けた「宝探し」はどこまでが合法で、どこからが違法なのだろうか。

ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題が大きな議論となっている。藤島ジュリー景子社長は5月14日夜、サイトで謝罪動画とQ&Aを発表。この中で「コンプライアンス委員会」の設置、社外取締役を迎え入れて経営体制を抜本的に見直すことなどを発表した一方で、第三者委員会は設置しないとの意向を示した。この内容で対応は十分と言えるのか。

問題になっているのは、金属探知機などでお宝を探すYouTuberが撮影した動画だ。チャンネル登録者数は24万人で、この動画はすでに3万回再生されている(5月16日現在)。熊倉城跡と思われる場所をYouTuberが金属探知機を持って歩き回り、反応があった場所をスコップで掘り返す作業を何回もおこなっていた。登山道を掘り返すシーンもあった。県文化資源課によると、動画を見た人から「熊倉城を掘り返しているようだが問題ないのか」という通報が数件あったという。

新型コロナの水際対策が緩和されて外国人観光客が増える中、日本ではゴールデンウィークを迎えます。観光シーズン真っ只中ですが、かねてよりホテル業界が悩まされているのが、備品の持ち帰りです。みなさんの中にも、「どこまで持ち帰って良いのか」と悩んだことのある人もいるかもしれません。ホテル関係者と業界に詳しい弁護士に聞きました。

歓迎会の2次会で早速セクハラ被害に遭った――。そんな相談が弁護士ドットコムに寄せられています。終電間近の時間となって泥酔して帰れなくなった同僚が抱きついてきて、何度も胸を触ったり、手にキスをしてきたりしたといいます。まだ試用期間のため、最悪クビになってしまうのではと考えて、会社への相談をためらっているそうです。どう対応すればいいのか森田梨沙弁護士に聞きました。

スポーツ選手を性的な意図を持って撮影する「アスリート盗撮」。撮影された写真はネットに投稿されるだけでなく、卑わいな言葉を加えて拡散する事例も相次いでいる。これから国会では、盗撮行為を取り締まる「撮影罪」が審議される予定だが、「アスリート盗撮」の一部の行為は「撮影罪」の規制の対象外となった。

厳しい財政状況が続く東京藝術大学で、急務となっているのが、学内施設の老朽化問題だ。2019年3月、東京・上野のキャンパスでおこなわれた入試中、天窓が破損し、落下したガラスがデッサンを描いていた受験生を直撃したという。いったい何が起きたのか。藝大に聞いた。

弁護士ドットコムがLINEでPTAについての意見を募集すると、体験談が複数寄せられた。会長として改革に踏み切った所寿弥弁護士は「役員の強制は法的に大問題だ」としたうえで、「PTA会員である保護者誰もが、自由に自分の意見を言う権利がある」と、本音で話し合う必要性を訴える。改革のために、何をすべきか。話を聞いた。

宿泊業界のカスハラや、ネットの口コミの問題を報じたところ、「病院にも悩みがある」と現役の開業医から弁護士ドットコムニュースに相談が寄せられた。医学的に正しくありたい、患者には真摯に向かいあいたいと医師が望めば、ときには患者の要望を断ることもありえる。その結果、「星1」の評価を受け入れるしかないのかという疑問を持っている。医療業界におけるGoogleマップの書き込みとどのように向き合えばよいのか。

三菱電機の社員で、過労などを理由とするうつ病のため休職していた男性(37歳)が今年4月、およそ9年ぶりに職場復職する。男性本人が3月28日に都内で記者会見を開いて明らかにした。

大手アダルトビデオメーカー「ソフト・オン・デマンド(SOD)」運営の飲食店「SOD LAND(ランド)」(東京・新宿区)で無許可の接待営業があったとして、SODの社長らが風営法違反の罪で3月16日までに逮捕された。警察とSOD側の間では、双方の考えに食い違いがあるようだ。何が問題視されたのだろうか。風営法に詳しい若林翔弁護士に聞いた。

弁護士ドットコムニュースがLINEで障害者雇用の体験談を募集すると、定着がうまくいかない実態とともに、受け入れ側の苦悩も浮かんできた。アスペルガー症候群(診断当時。現在はASD:自閉症スペクトラム症に統一)の琴子さん(仮名・47歳)の体験と、障害者と一緒に働く現場の声を紹介する。

SNSを通じて犯罪の実行役を募る「闇バイト」が問題となっている。SNSで「完全日払い」「即日即金」「日当15万円以上」などとうたい、詳細はTelegram(匿名メッセージアプリ)やダイレクトメッセージ(DM)でやりとりするものだ。弁護士ドットコムにも、「闇バイト」に関しての相談が複数寄せられている。

外国人観光客が再び増加しつつあり、日本の「おもてなし文化」に注目が集まっている。ところが、国内の旅館・ホテルを取材してみると、「日本的なおもてなしはそこまで外国人に受けるわけではない」と何度も聞いた。なぜ、日本的な「おもてなし」が外国人に響かないのか。旅館やホテルの「おもてなし」のマネジメントを研究する森下俊一郎・九州産業大学准教授に聞きながら考えた。

タクシーに「道が分からない」と遠回りされ、いつもは3500円なのに5000円も請求されたという男性(東京都内在住)が憤慨している。男性は「差額を払ってほしい」とは訴えなかったが、運転手の対応に納得していない様子だ。タクシーの遠回りは法的にどう考えられるのか。半田望弁護士に聞いた。

2019年10月、大阪府富田林市の国道上で、あおり運転をしてきた男性運転手を工具で殴り、頭部骨折のケガをさせたなどとして傷害罪に問われた男性の裁判で、大阪高裁は、罰金30万円とした一審・大阪地裁堺支部判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。人にケガを負わせてしまった場合でも無罪と判断される「正当防衛」とは、どのような場合に成立するのだろうか。

レーン上の他人の寿司を食べたり、醤油ボトルの注ぎ口を舐めたり、寿司につばをつけるなど、回転寿司店で、客の迷惑行為を撮影した動画がSNSで拡散を続けている。被害に遭った「スシロー」では、運営会社が行為の当事者と保護者から直接の謝罪を受けたものの、それを受け入れず、民事・刑事で法的措置をとる考えを表明した。もしも、損害賠償を求める裁判を起こされた場合、それが億単位・数千万円単位であっても、このような迷惑行為では「自己破産」しても支払いの責任を免れないことがあるという。

スライダーが3つに分かれたバナナ型滑り台から子どもが転落・落下する事態が起きている。分岐でバランスを崩すことが原因とみられ、たびたび動画がネットを騒がせている。今月にも幼児が頭から落ちる動画がツイッターで拡散され、再び話題となった。

出張で泊まったビジネスホテルにデリバリーヘルスを呼んだけれど、これって犯罪になるんだろうか――。そんな相談が弁護士ドットコムに寄せられました。相談者は、会社名で予約したことや自分が受付でサインをしたことから、後日追加請求が来たり、警察や会社に連絡が行くなどのトラブルがないか、不安を感じています。どのような法的な問題があるのか、若林翔弁護士に聞きました。
