吉良直人
将来のキャリアをどのように選ぶべきか?マッキンゼーの問題解決メソッドで回答
オートメーションと人工知能が果たす役割がますます拡大するにつれて、労働市場の予測は、25年、50年前と比較して、多くの面で不確実性を帯びている。10年前には存在しなかったような仕事の周りに追い風が吹いている。それでは、キャリアを選ぶ若者として、あなたはこの変化する労働環境の中で自分をどのように位置付けるのが最良なのだろうか。

老後資金はどれだけ必要か?マッキンゼーの問題解決メソッドで回答
終末期の計画についても不確実性がつきまとう。かつては、退職後の貯蓄は、通常10~15年分あればよかった。しかし現在では、早期退職が行われ、長寿命化が進んでいるため、退職後の収入の必要性が25~35年にまで延びている場合が多い。多くの退職者は現在、「私の退職後の貯蓄はもつのか?」という問いに直面している。

零細研究機関でもIT大手に訴訟を起こしていいか?マッキンゼーの元パートナーが「ゲーム理論」で回答
裁判をするということは、多額の費用が予想される。しかし、法廷で闘うことが理にかなっている場合もあり、ゲーム理論の考え方は、この決定を下すのに役立つフレームワークなのである。マイクロソフト、インテル、デル、HPなどの世界最大級のテクノロジー企業を相手に、CSIROという小さな政府研究機関がWiFiの特許を守り、成功した例を考えてみよう。

マッキンゼーの元パートナーが回帰分析で肥満を分析してみた
この記事では、回帰分析は肥満問題の根本的な要因を理解するための強力な分析ツールであることを強調したいと思う。回帰分析が肥満という難問を解決するわけではないが、解決策を示す場所を教えてくれる。

膝を痛めた市民ランナーは手術をすべきか?マッキンゼーの問題解決メソッドで回答
すべてのランナーにとって膝は関心の的であり、怪我の後では重要な決断の対象となる。APM手術は理学療法と比べて必ずしも良い結果をもたらさないことを示唆する研究や、幹細胞治療や3Dバイオプリントを用いた半月板の再生医療のような開発中の新技術の実用化を待つほうが良いという話もある。多くの異なる情報を前にして、どのように意思決定を行うべきだろうか。

自宅にソーラーパネルを設置すべきか?マッキンゼーの問題解決メソッドで回答
ロブと彼の妻のポーラは、以前からCO2排出量を相殺するために何かしたいと思っていたが、電力会社からの補助金が減少していること、ソーラーパネルの設置コストが下がっていること、固定価格買取制度の将来の買取価格水準がどうなるかわからないことから、決断に悩んでいた。

問題解決でよくある7つの失敗
学校、大学、企業、非営利団体において問題解決への関心が高まっているにもかかわらず、優れた問題解決とは何かについて混乱が見られることがある。多くの人が陥る落とし穴と、よくある失敗を以下にご紹介しよう。

「値上げすべきかどうか」をマッキンゼーの問題解決メソッドで考えてみた
仮にこの会社が現在の販売個数を維持できれば、7%値上げすることで現金収益性が38万5000ドル改善し、追加のマーケティングや販売プログラムに資金を充てられる可能性がある。一方で、値上げによる利益は、販売個数が650台減少するだけで打ち消されてしまう。では、どうすればよいか?

すべての問題解決は「ロジックツリー」から始まる
私たちは、マッキンゼーでロジックツリーの威力を学び、優れた問題解決には欠かせないものだと実感している。なぜか? それは、次のような理由があるのだ。

マッキンゼーの問題解決メソッドで「住みやすい街」を考えてみた
住む場所は、どうやって選べばよいだろうか。非常に多くの変数が関係していて、短期間だけ訪問した印象だけでは、間違った選択をしてしまう可能性がある。

マッキンゼーの「問題解決の7ステップ」はこうして生まれた
マッキンゼーで最も読まれた伝説の社内文書「完全無欠の問題解決への7つの簡単なステップ」はどう生まれたのか。考案者のチャールズ・コン氏がキヤノンでインターンしていた頃の「無理難題」が関係している。

第5回
2025年までに誕生する30億人の巨大な消費者層はどこからやってくるか
世界一のコンサルティング・ファーム、マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営および世界経済の研究所所属メンバーが発表する刺激的な超長期トレンド予測が詰まった書籍『マッキンゼーが予測する未来』のさまざまな分析テーマを抜粋して掲載する。今回は消費者人口の爆発的増大について。

第4回
世界の人口成長率はすでにピークを過ぎた?
日本では、一足先に人口減少が実際のものとなっているが、世界の人々にとって、人口問題はまだ現実的な課題とは言えない。この未来の問題を長期的視点で世界一のコンサルティング・ファーム、マッキンゼーはどう見ているのか。

第3回
日本の債務は、世界的タブーではなくなる?――超低金利が定着する未来
資本コストをめぐる未来予測のシナリオ2は、「超低金利が定着する未来」である。政府支出の増加と脆弱な経済成長に悩む日本のような国が増えることにより、世界的に超低金利を定常化することが許容されるかもしれないという。

第2回
長期金利が上昇する世界は、どんな未来なのだろうか
歴史的に長期にわたった世界的低金利は、踊り場にさしかかっている。考えられるシナリオは2つ。一方は、世界的に資本コストが上昇する未来のシナリオ1である。『マッキンゼーが予測する未来』から長期金利、資本コストを論じる第7章の第2回。

第1回
金利の未来――資本コストが下がり続ける時代よさらば
我々はずいぶん長く日本の低金利政策の中で生きているが、程度の差こそあれ、世界的にも同様の傾向にあった。はたして、このトレンドは断絶するのだろうか。『マッキンゼーが予測する未来』から長期金利、資本コストを論じる第7章の第1回。
