血糖値コントロールのために
様々な商品を併用したSさん

 血糖値が少し高めのSさん。機能性表示食品の「糖の吸収を緩やかにする」機能を謳った商品を1日にいくつも試していました。すると、お腹がゆるくなってしまったそうです。これは、いくつもの商品を併用したことで、機能性表示食品に多く使われている成分の「難消化性デキストリン」を必要以上に摂取してしまったことが原因のようでした。

 難消化性デキストリンとは、水溶性の食物繊維の一種です。食後の中性脂肪や血糖値の上昇抑制や整腸作用があるため、「脂肪の吸収を抑える」「血糖の上昇を抑える」「お腹の調子を整える」などの表示がある場合に含まれています。様々な商品を併用することで1つの成分を多く摂り過ぎてしまうことがあるので、表示をよく見て同じ成分を重複して摂らないようにすることにも注意が必要です。

機能性表示食品の虜になったAさん
飲料で糖分の摂り過ぎに

 機能性表示食品で多く販売されているのが飲料です。お茶から炭酸飲料、清涼飲料水、ノンアルコール飲料に至るまで幅広く使用されています。

 そんな機能性表示食品の飲料を毎日試していたAさん。以前は、たまにしか甘い飲み物を飲まなかったそうですが、機能性表示食品の虜になってしまい、毎日色々な商品を試していました。するとホルモンバランスが乱れ、生理痛が重くなってしまったそうです。

 それもそのはず、炭酸飲料や清涼飲料などの甘い飲料は、いくら健康によい成分が入っていたとしても飲み過ぎてしまえば、糖分の摂り過ぎにつながります。Aさんの場合は糖分の摂り過ぎがホルモンバランスの乱れという形で出てきてしまいましたが、他の例として、血圧を下げることを期待してその機能を謳う飲料を飲み続けていたら、糖分の摂り過ぎにつながってしまうこともあります。

 血圧を下げようと飲み始めた習慣が糖尿病のリスクを上げてしまっては本末転倒です。機能性表示食品はあくまでも補助的に使い、やはり基本は毎日のバランスの良い食事をベースに、健康管理につなげることが一番です。