出るところに出たら
10倍以上の価値がつく
なぜ、こんな状況になるのでしょうか?
今、各地で新鮮な野菜が手に入る直売所も増えてきました。
農家自体が直売所にどんな野菜を持ち込むかを決め、価格も自分でつけられます。
農産物の場合、その地域の豊作の時期は(気候が同じなので)みな一緒のタイミングですから、夏はきゅうり、ナス、トマトが、冬場には大根などがあふれます。
みんなが出しているので供給過多。自分のものを売りたいということで安売り合戦になり、価格が暴落。それではたまらないということで、他の人が育てていない変わったものを育てようとなります。
この結果、変わったイタリア野菜の栽培など、農家のほうが進みすぎてしまい、肝心な消費者側は食べ方のわからない野菜にはなかなか手が出ない(人は基本的に食に関して保守的)。これは非常に残念な状況ですね。
しかし、出るところに出たら10倍以上の価値がつくのか、とつくづく感じた出来事でした。