ところがデータで資料を持っていれば、簡単に検索できるので時間を節約できます。
 会社に変化をもたらすには、他業界で常識になっていることを、自分の業界でいち早く取り組んで結果を出すことが重要です。

 他業界で実績が出ているものをそのままマネする。
 0を1にすることは困難ですが、1を2や3にすることはできます。
マネは最高の創造です。愚直にマネをして3年も続けたら、それはもうオリジナルです。

チャットワーク導入がデメリットになるとき

 群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、長野県で薬局を運営する株式会社フラント(群馬県/薬局運営・富士薬局グループ)も、チャットワークを導入し、業務の効率化を図っています。

 石塚雅彦社長は、「社員が節度を持って書き込みをするように」と、経営計画書に「22時半から6時までは、チャットワークの書き込みを禁止する」と明文化しています。

「チャットワークを使うと情報が見える化でき、仕事の流れを議事録的に記録できるので、現場の状況を把握しやすくなります。でも、いつでもどこでも書き込めるメリットが、ときにデメリットになることもあると感じたことがありました。
 あるスタッフが、夜中の1時や2時に書き込みをしていた。他の社員は寝ている時間に彼が書き込む内容は、会社への不満のようなもので、建設的な内容ではありません。夜中に起こされたうえにネガティブな内容を読まされるから、気が滅入ります。
 彼は結局、会社を辞めましたが、このことを機に、チャットワークの使い方に制約を設けることにしました。昨年は、『22時半から6時までは禁止』でしたが、今年からは『22時から禁止』。今後も短くしていくことを考えています」(石塚社長)