実際に営業活動を行い商品やサービスを提供しているのであれば、会社の正しい営業活動を説明するためには、現金の回収とは関係なく商品やサービスを提供した時点で売上として認識しておく必要があります。
つまり、会計の基準では、現金の回収の時点ではなく商品やサービスを提供した時点で売上として認識するという決まりになっているのです。すなわち、PLの売上とか費用というのは必ずしも現金の動きを表すものではないのです。
このPLの中に出てくる数字が必ずしも現金の動きを表すものではないということが理解できるかどうかが、会計が理解できるかどうかの一つの重要なポイントになります。
このことについては第5回のコラムで改めて詳しく説明します。ここでは、PLはその期の「正しい利益」を計算する表であることだけをよく理解しておいてください。
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