岡田 堀江さんがさらにもう一段レベルが上がると、メルマガからもお金をとらなくなっちゃう。堀江さんの近くにいたいって人がお金を持ってくるようになって、その人たちがロケットをやらせてくれる。さすがにそこまでいくのは何年もかかるでしょうけど。 

――貨幣経済から評価経済へ、また今年、震災が起こって、エネルギー問題を含めて生き方自体を見直さなくてはいけなくなった。社会のシステムが大きく動く時期に、我々は生きているんでしょうね。 

岡田 エネルギー問題といえば、「渋谷発電所」っていうのを考えたんです。渋谷にでっかい柱立てて、そのまわりに棒つけて、下にモーター埋め込んで、若い人がボランティアでぐるぐる回すんです。そうすると渋谷の街が明るくなる。これを地域ごとにやったら、暇な男子がなんぼでも回しますよ。で、上半身裸の男子が発電機回して街の電力供給してくれたら、それに惚れる女もいますよ。そうやって地方の小さい街ごとに人力発電所を置いていくほうが、やることあっていいと思うんですよ。

 大量失業の時代ですから。そんなことでも考えないと、思考がどんどんブラックなほうにいっちゃいますから。どうやったら楽しく立ち直れるか、それを雇用の問題込みで考えないと。具体的にやること、手に持ってできることを回していかないと、社会が不安定になりますよ。 

堀江 でも、人力発電はつまんないと思うなー。だったら、僕はなんかもうちょっとスマートなやり方をしたいですね(笑)。


 (前回までの討論は下記をご覧下さい)

第1回「世界は“お金”から“評価”の時代へ」

第2回「テレビに出たい人はお金を払えばいい」 


 

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twitterのフォロワーが100万人いるひとなら1億円を稼ぐのは難しくない。逆に、1億円を持っていてもtwitterのフォロワーを100万人にするのは難しい。“評価”>“お金”時代をやさしく強く生き抜くためにはどうしたらいいのか。

 

 

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