あえて社員を
「えこひいき」して伸ばすことも

 ときには、あえて特定の社員をえこひいきして教育することもあります。
 システム機器部の白井豪は、業界のある企業でインターンシップをしたことがあります。
 そして、この企業のトップから推薦があり、当社への内定が決まりました。

 採用条件は、翌年3月までにTOEICで500点以上を獲得することです。
 しかし、達成できず、半年間の「嘱託雇用契約」で採用しました。
 この間に500点取れれば、正社員として採用する契約です。

 ところが、半年たっても未達成で、再度、嘱託雇用契約、さらに半年後、3回目の契約となったところで、社長塾の「特待生」にして、私自身が500点を目指す英語教育をしました。

 社長直々に毎週しごかれるため、さすがに本人も真剣になり、やっとの思いで達成して見事「正社員」になりました。

 契約違反ですから内定を取り消してもいいのですが、雇用と社員の成長が理念の当社としては、こうしたことも「大あり」なのです。