介護がどのくらい必要なレベルか
まず、介護保険のサービスを利用するには、「要介護度」の認定を受けなければなりません。
市区町村の調査員が自宅(あるいは病院や施設)を訪問し、本人の心身の状態を確認する「認定調査」と「主治医意見書」をもとに要介護度が決められます。
「主治医意見書」はかかりつけのお医者さんがいれば、その方に依頼します。
実家が離れていると親がどこの病院に通っているのかわからないこともありますが、主治医が不明な場合でも、市区町村が手配してくれるので心配ありません。
要介護度とは「生活する際にどのくらいサポートが必要か」を判定したもので、軽いほうから順に7ランクに分かれます。
要介護度に応じて介護保険の支給限度額が決まり、基本的にはその金額内でサービスを組み合わせてケアプラン(介護計画書)を作成します。
要介護度の区分
要支援1 … 食事や排泄はほぼ1人でできるが、生活の一部に支援が必要
要支援2 … 食事や排泄はほぼ1人でできるが、ときどき介助が必要
要介護1 … 生活の一部に介護が必要
要介護2 … 軽度の介護が必要
要介護3 … 中等度の介護が必要
要介護4 … 重度の介護が必要
要介護5 … 最重度の介護が必要