初対面の人に会ったとき、外見から何となくその相手を判断しませんか?
「年齢はどのくらいか、どんな仕事なのか、頭は良さそうか、清潔なのか、どんな育ちなのか……」。実は、人間は相手からの自己紹介よりも、「自分が感じ取った全体の印象を信用する」ことが分かっています。
ビジネスでの服装は、ただの「おしゃれ」だけでなく、「まず自分の話を聞いてもらえるかどうか」に直結します。「服のことを知っているかどうか」は、仕事を左右するのです。
その上、スーツはアイテムが少ないので、覚えるべきことは実はそんなにありません。
5月25日に発売される『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』から、どんな場合でも、ビシッとスーツが着られるようになるルールについてお知らせします。
採用面接でのネクタイは、青のストライプ
転職や、新卒の採用面談でのスーツ、気を遣いますね。
ぜひ、有能さをアピールし、キリッと見せたいところです。
営業のネクタイと似るのですが、「青でストライプ」をおすすめします。
青で自分の誠実さ、清潔感、爽やかさと、ストライプで勢いを表しましょう。
力強さを出したい、個性を出したいと思われるかもしれませんが、赤や目立つ柄などで自己主張をし過ぎると、むしろ抵抗感を持たれてしまいかねないのが、採用の面接です。
だから、ストライプを選ぶにしても写真くらいの細めのもの、同系色を選ぶのがいいと思います。
もちろん、営業系の職種なのか、スタッフ系の内勤職なのか、ということで「どう見られたいか」は変わってくると思いますが、あまり強烈にならないことが大事。
仕事での服装の基本は、「違和感を作らない」です。
特に面接で避けないといけないのは、黄色やピンクといった色。
やさしさや穏やかさをアピールすることができる色ですが、面接では自己主張が弱すぎ、頼りなく見えてしまうかもしれません。