ルール6
ときには本気で叱る
現実には、年上部下の振る舞いや仕事ぶりに対し、「一度、ガツンと言わなきゃいけないな」と思いながらも遠慮や面倒をさける気持ちが働いて、尻込みしてしまう年下上司が多いでしょう。
その結果、「もう○○さんは数には入れないでおこう」と戦力外として考えたり、「○○さんは放っておいても大丈夫」と放置したりしているかもしれません。
しかし、あなたが年上部下を遠ざければ遠ざけるほど、年上部下はヘソを曲げたり、すねたりしてしまいます。「自分は期待されていない」と感じるからです。
「叱る」というのは、相手への期待の表れです。年老いてわがままになっている親に注意して、客観性を取り戻してもらうよう働きかけるのも、親を愛しているからこそ。年上部下に対しても、明らかにマナーやルールに違反する行為があったり、注意を与えた点について改善が見られないときは、愛情をもって本気で叱りましょう。
上司は部下から逃げてはいけません。本気で年上部下と向き合い続ければ、必ず自分の叱るスタイルを見つけることができるはずです。
新刊のご案内『年上の部下とうまくつきあう9つのルール』
年上の部下の扱いに悩む管理職が急増中! お世話になった先輩や、出世ラインから外れたベテラン社員が自分の部下になる……。そんな状況が当たり前になってきている今、管理職が抱える「やりづらい」「どう接したらいいのか」という悩みを解消するにはどうしたらいいのか。年間100本超の企業研修、セミナーをこなす大人気の人材育成コンサルティング会社代表がその処方箋を公開!
ご購入はこちら!→ [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]