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『Fortune 100』全企業が利用!日本人が知らない
世界で最も有名なアンケートツールの“つながり力”
―SurveyMonkeyのデイブ・ゴールドバーグCEOに聞く

【第2回】 2011年7月18日
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 企業以外の機関や個人にも、利用者は多い。米国では、子どものカリキュラムについて保護者に意見を聞き、それを授業にフィードバックする目的で利用している学校がたくさんある。また、人気アーティストのブリトニー・スピアーズが、ツイッター上でファンに向けて「どの曲が一番好きか」といったアンケートを行ない、プロモーションにつなげていると聞く。

――目的はあくまでアンケートを行なうことだが、それがビジネスや組織運営を行なう上で重要なコミュニケーション・ツールになっている事実は興味深い。

 アンケートという手法においては、質問した側が得られた回答を参考にして何らかのアクションをとることにより、質問された側は強い「つながり」を感じるものだ。たとえば、企業の従業員が「もっと待遇を改善して欲しい」と感じているときに、マネジャーや経営者が彼らの声を聞いてデータ化すれば、潜在的なニーズを把握することができる。コミュニケーションが活発化して、組織全体が「幸せ」になれるはずだ。

日本でのアンケート手法の主流はペンと紙
簡単でスピーディに作成したいニーズは大きい

――満を持して日本語サイトをオープンしたが、日本の市場特性をどのように分析しているか。また、日本市場の開拓について、どのような戦略を立てているか。

 昨年来日したときに、日本のクライアントに会い、言語をローカライズすること以外に何をすべきかをヒアリングした。その結果、日本では日常的に膨大な数のアンケートが行なわれているものの、現状ではその多くがペンと紙によるものだということが判明した。これをオンライン上で行なえるようになれば、より簡単でスピーディに調査を行なうことができる。潜在ニーズは大きいと感じている。

 米国では10年以上かけて現在のシェアを実現したが、日本ではそれよりも早いペースでこのサービスを成長させたいため、今後は大きな投資も考えている。現在、「SurveyMonkey」の登録者が最も伸びているのは英国だが、今後順調にいけば、日本は最大の海外市場になり得る。

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