温かい飲みものを飲むと、体が温まります。体の内側からぽかぽかと温まると、余分な力が抜け、全身の筋肉の緊張がほぐれます。体のこわばりがとけると、脈がゆるやかになり、心身の疲労もやわらぎます。すると、自律神経が自然と落ち着いてくるのです。

 逆に「冷たい飲みもの」は、体を緊張させ心身ともにカチコチにしてしまいます。

 温かい飲みものは、心身を「休息モード」に切り替えやすくするのです。

牛乳は熟睡に必要な成分
トリプトファンが豊富

 自律神経は日中、心身を活発に活動させるために「興奮モード」になっています。夕方から夜にかけて、徐々に「休息モード」に切り替わるのです。

 ただ、興奮モードから休息モードにスイッチがうまく切り替わらないと、「頭が冴えて眠れない」という状態になります。

 それを防ぐために、寝る前に「コップ1杯の温かい牛乳を飲む」のです。

 温かい牛乳を飲むと、自律神経がリラックスして心身が休息モードに切り替わるため、ふとんに入ってから、すっと深い眠りにつくことができます。

 2つ目は、牛乳には、熟睡に必要なトリプトファンという成分が豊富だからです。

 トリプトファンはアミノ酸の一種で、自然な睡眠を促すホルモンであるメラトニンの材料になります。しかも、安眠に導く働きを持つセロトニンの材料にもなるのです。ちなみに、セロトニンは、ストレスを緩和する効果も持っています。

 ところが、セロトニンは日中のストレスで消費されるため、どんどん補給しなければなりません。そこで、セロトニンをつくる材料であるトリプトファンが必要になるのです。

 トリプトファンを効率よく豊富に取り入れられる食品が牛乳です。

 熟睡をする――これがムダな食欲を消すのです。