なぜ、ビジネスモデル重視の戦略は
瓦解するのか

 多くの起業家やフリーランスも、自分もこの流れに乗らなければと焦り、課金方式などの「ビジネスモデル」を重視する戦略を取ろうとする。そして、多くは失敗する。

『殺し屋のマーケティング』においても、主人公の七海は、「ビジネスモデル」を重視して、最初の起業に失敗している。

 それは、なぜか? 
 理由は、単純明快である。

「コンテンツの質」を重視しなかったからだ。

 商品である「殺し」を外注に依存し、ビジネスモデルの構築でビジネスを拡大しようとした。

 しかし、考えてもみてほしい。
 たとえば、「コンテンツ」力のない商品(サービス)に対して、人は、定額課金を選択するだろうか。
「ブランド」力のない人の有料メルマガを取るだろうか。有料サロンに入るだろうか。

「サブスクリプション」や「定額課金」は、フォトショップやイラストレーターという圧倒的な「コンテンツ」を有している「Adobe」だからできるのだ。「Netflix」は、「Netflixオリジナル」というコンテンツを大きな投資をして構築しているから契約者が多いのだ。

 そもそも、「ビジネスモデル」とは、質の高い「商品(サービス)」があってこその話であって、「コンテンツの質」を担保できないままに、「ビジネスモデル」を考えるのは、まるで中身がないのに包装だけを立派に整えるようなものだ。