このままでは、リーダーは浮き上がってしまい、職場目標の達成は絶望的なものになってしまいます。
メンバーは、やれそうなことだけを面白くもなさそうに淡々とこなす日々を送るでしょう。
このように、職場のメンバーが目標にコミットできないという事態は必ずと言っていいほど起こります。
そんな時にリーダーがしなければならないのはなにか。
それは、「動機づけ」です。
人間の心に存在する「なにかが欲しい」という気持ちや、「ああなりたい、こうあるべきだ」という思いに、なんらかの方法で刺激を与えて、ヤル気を高めること。
それを動機づけと呼びます。
そしてこれが、3つめのキーワード「セルフ・コントロール(自己統制)」に繋がるのです。
ここまでのまとめ
ここまでのおさらいをすると、
1.本当の目標管理はドラッカーのMBO-S
2.Mとはマネジメントで、会社と人をうまく結びつけること
3.そのためにO「オブジェクティブズ(目標)」を使う
4.チャレンジ目標はギリギリ背伸びした目標
5.自分で決めたという納得感が大切
6.目標へのコミットを高めるためにリーダーは効果的な「動機づけ」を行う必要がある
7.セルフ・コントロール(自己統制)へ
それではこれから、動機づけについてお話しして締めくくりたいと思います。