ピクチャーディクショナリーをプレゼントしよう

「モノには名前がある」「物事には理由がある」ということに気づくと、子どもは大人を質問攻めにします。「これは何?」「あの看板、なんて書いてあるの?」「なんで○○なの?どうして?」などなど……知りたいという気持ちの赴くままに、聞きたいことを聞いてきます。
こちらが忙しいときはつい「ちょっとあとでね!」と言いたくなってしまいますよね。しかし、この好奇心こそが、一生の学びの原動力なのです。できる限り、彼らの好奇心の芽をつぶさないように、大切に育ててください。

もしお子さんが「これは何?」「どうして?」の連発モードになったら、ぜひ英語のピクチャーディクショナリーを買ってあげてください。これは単語の意味がイラストで理解できるようになった辞書です。
大人の学習にも使える本格版もあるのですが、まずは子どもが親しみやすい絵柄の、児童向けピクチャーディクショナリーをおすすめします。
この際、注意していただきたいのが、モノリンガル版を購入するということです。バイリンガル版、つまり、英語と日本語が併記されているバイリンガル版だと、「英語を英語のまま学ぶこと」ができません。「イラストと英語だけ」が掲載されたものを買うようにしましょう。

ピクチャーディクショナリーの何よりもの利点は、「状況」のなかで単語を覚えられるということです。「lion」を単独で覚えるよりも、動物園を描いた大きな一枚絵のなかで、「giraffe」「elephant」「hippo」などとセットで覚えてしまうほうが、記憶の定着度の点でも、実用性の点でも圧倒的に優れています。