企業研究の7つのポイント

エントリーしようとしている企業について、次の質問には答えられるだろうか。

1.その企業は、どんな成長戦略を描いているのか?
2.その企業の、どんな事業のどんな仕事に自分は興味があるのか?
2.業界内の各社は、それぞれどのような優位性があるのか?
3.その業界は、今後どうなっていくと思っていくと思うか?(自分なりの考え)
4.志望企業の製品やサービスが購入や体験できるとしたら、すでに試してみた(購入・体験した)か?
5.志望企業の課題は何で、今後どうするべきだと思うか?
6.自分だったらどのようにそれを改善するか?
7.どんな人物が求められていて、なぜ自分はその企業で活躍できると思っているのか?

これらの問いに答えるための企業研究をすればいいのだ。
ただ漠然と売上数字や市場規模を調べても、それらをどう志望動機につなげていいか、イメージしにくい学生もいるだろう。
しかし、上記の7つのポイントで企業研究をおこなえば、その企業の魅力も、自分が将来その企業で働いているイメージも持てるはずだ。

調べていく中で、「これだ!」と思えるような力強い志望動機が書けるようになる。

ESの志望動機は200~300文字程度かもしれない。
だが、その枠の中でも、しっかり企業研究ができているかどうかで、後の選考に歴然と差がつくのもなのである。さっそくやってみてほしい。

熊谷智宏(くまがい・ともひろ)
我究館館長。横浜国立大学を卒業後、(株)リクルートに入社。2009年、株式会社ジャパンビジネスラボに参画。現在までに3000名を超える大学生や社会人のキャリアデザイン、就職や転職、キャリアチェンジのサポートをしてきた。難関企業への就・転職の成功だけでなく、MBA留学、医学部編入、起業、資格取得のサポートなど、幅広い領域の支援で圧倒的な実績を出している。また、国内外の大学での講演や、執筆活動も積極的に行っている。 著書に「絶対内定」シリーズがある。
キャリアデザインスクール・我究館(がきゅうかん)
心から納得のいくキャリアの描き方と実現をサポートする就職・転職コーチングスクール。1992年の創立以来、20年以上にわたり全業界に8500名の人材を輩出。
日本を代表するコーチ陣が、就職、転職、ロースクールや医学部進学、MBA留学、資格取得等、次の成長の機会を模索し、その実現に悩む人々をバックアップしている。