社会人としての「勝負どころ」は、入社1年目、転職1年目、異動による着任初日など、最初に訪れる機会。最初に「アイツは伸びる!」と良い印象を与えられれば、成長の機会も増える。
最初に訪れたチャンスをつかみ、ベストの働きをするために、入社初日からこれだけは守ってほしいこととは? 『入社1年目の教科書』著者の岩瀬大輔さんが、不安と期待が入り交じる新入社員にアドバイスする。
本記事では、ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんの著書『入社1年目の教科書』と、新刊『入社1年目の教科書 ワークブック』から、内容の一部を再編集し特別公開する。(まとめ/編集部)

※本文写真の新入社員Aさんはイメージです。

最初に訪れたチャンスをつかみ、ベストの働きをするためには?

「入社1年生」はまだ信頼されていない!?

新入社員Aさん
岩瀬大輔さん

新入社員Aさん(以下Aさん) 書籍『入社1年目の教科書』は、40万部超えのベストセラーなんですよね。特に仕事における3つの原則が目からウロコでした。

岩瀬大輔さん(以下岩瀬さん) ありがとうございます。

Aさん 質問があるのですが…。

岩瀬さん どうぞ、ご遠慮なく。

Aさん 仕事における3つの原則、

1.頼まれたことは、必ずやりきる
2.50点で構わないから早く出せ
3.つまらない仕事はない

 この3つが意味するところは、結局何だとお考えですか?

仕事における3つの原則

岩瀬大輔さん(以下岩瀬さん) 一言で言ってしまえば、「入社1年生は、『信頼される人』になりましょう」ということです。

Aさん 信頼できる人ですか? …えっ、まだ新入社員は「信頼されていない」状態ということでしょうか。

岩瀬さん Aさんが、まだどんな人なのか、仕事ができるのか、できないのかさえわからない状態、それが新入社員です。だからじっくり観察するんですよね。Aさんを、上司や先輩、周りの人は、本人が思う以上によく見ているものです。それも意外なところで、「この人は信頼できる(できないかも)」と判断していたりします。

Aさん なんだか緊張しますね…。原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」もそうでしょうか。

岩瀬さん 私が20代の頃は、当時の上司からは「かっこつけなくていいからやれ」と言われました。

・頼んだことをまあやってくれる人 8割
・やってくれない人 1割(督促してもやらない人)
・頼んでなくも絶対やる人 1割

 8割の「まあやってくれる人」と、1割の「絶対やる人」の違いは、「あれ、どうなってるの?」と言われる前にやる、ないしは何らかの報告をしてくれる人かどうかということです。

Aさん なるほど。

岩瀬さん 忙しいときほど、こうした進捗報告や、「必ずやりきる」という姿勢を見せることが大事なんです。

Aさん やりきることで、何か「メリット」はありますか?