2011年3月11日に発生した東日本大震災から1年が経ち、企業や消費者をとりまく環境は大きく変化しています。特に、「消費」については、消費者の心理や志向の変化について行けず、集客に苦しんでいる店や施設もまだ多いのが現実です。

 このような状況で、抜群の集客力を誇る施設を先日、見学してきました。それが日清食品の「CUPNOODLES MUSEUM(カップヌードルミュージアム)」です。同館がお客様に支持されている理由と、その背景から見えてくる今の消費スタイルを考えてみたいと思います。

新しい消費スタイル

 3.11以降に世の中に出現し始めた消費スタイルを、私は下記の6つにまとめています。

2012年の消費トレンドは参加と体験!<br />カップヌードルミュージアムが人を集める理由

(参照「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」、上記1~5に関連する事柄についてはブログにまとめています)

 すべてが重要なキーワードなのですが、今回は6番目の「参加型・共感型消費」に注目したいと思います。