もはや実写と区別のつかない3DCGの台頭。
生身の人間である、「魅せる」ことを仕事にする
アンジェラ芽衣はなにを思う?
モデル・タレント
2017年6月に芸能活動をスタート。初仕事が人気雑誌の表紙出演という異例のデビューで『黒船の再来』と話題に。デビュー2ヵ月後に「広瀬すずが今一番絶賛する美女」として「今夜くらべてみました」にスペシャルゲストとしてテレビ初出演。2018年には東京ガールズコレクションなどに出演し、『10頭身ハーフモデル』として注目を集める。同年、「KUNOICHI」「この差って何ですか?」「本能Z」などのテレビ番組に出演。
大村 僕は、プレステ4のRPGやサウンドノベルが大好きなのですが、もはや3DCGが実写と区別がつかないレベルですよね。あのような美しい3DCGを見て、ファッションモデルとしてどのように感じていますか?
アンジェラ芽衣 個人的な意見で恐縮ですけど、やっぱり3DCGとリアルな人間は違うと思っています。そもそも、人間は人間になるまでに果てしなく長い生物進化の過程があって、この世に生まれて来てからもさまざまな体験をしてますよね。そうしたものが、表情の作り方などに現れると思います。
大村 もう少し、具体的にお願いします。
アンジェラ芽衣 一言で言えば、目、瞳ですね。嬉しいときの瞳、怒ったときの瞳、悲しいときの瞳。こうした感情を「目」だけで表現できて、かつ、それが見た人の心に刺さる。これは人間でなければできないと感じています。
口角を上げたりなどの動作は3DCGやAI搭載のアンドロイドも可能だと思いますが、膨大な細胞の集合体が目であり、その目が放つ光や眼球の動き。これは人間特有のものだと思っています。
大村 それこそが、ファッションモデルとしては確実に武器になる。すなわち、3DCGには負けない人間としての、そしてモデルとしての特徴ということですね。とても説得力がありますね。