給食のおかわり勝負にも闘志丸出し?
6冠の理由は九紫としての「超〇〇」?

 スポーツ選手には負けず嫌いの人も多いですが、池江選手は「超」がつくほどの負けず嫌いで有名です。

 池江選手の中学時代の恩師の話によると、「給食でおかわりのジャンケンに男子に混ざって参加していた」ぐらい食欲旺盛だったそうですが、食欲以上にすごかったのが“なんとしてでも勝つ!”と言わんばかりの「負けん気」でした。

 おかわり勝負のあっちむいてほいでも、池江選手は、まるで負ける気はないというように、おかわりの権利を何としても手に入れようと周りに勝負を挑んでいったようです。

 いかにも子どもらしい話ですが、じゃんけんにすら闘志をむき出しにしていた池江選手に驚きですよね。でも、これは私としてはとても理解できることなんです。

 私自身が「火の九紫」だからというのもありますが、九紫の人は「勝負ごとには何でも燃える」という傾向があります。
 何としてでも勝ちたいという強い気持ちが、どこかで生まれてしまうのです。
 感受性が高い子どもの時期ならなおさらでしょう。

 給食一つとっても、“熱い負けん気”を発揮する池江選手ですから、競泳の時は、さらにすごいものなのでしょう。
 18歳にして、数々の記録を樹立している根本的な要素は、この九紫としての“負けん気”が大きく影響していると確信しています。

 こんなエピソードもあります。
 ラジオの「高嶋ひでたけと里崎智也サタデーバッテリートーク」(ニッポン放送)にて、ロンドンオリンピックメダリストの競泳元日本代表・松田丈志氏がゲストで登壇した際、松田氏は池江選手の印象についてこんなふうに語っていました。

「あと、一度取材したときに感じたのが、すごく負けず嫌いなんですよ。
 僕が、練習に参加して一緒に並んで泳いで勝負したときに、ギリギリ勝ったんですけど、本気で悔しそうでしたからね(笑)。
 そのあとの取材で、テンション下がってたんで、あ、本当に悔しんだと思って(笑)」

 情熱的で、何事も臆することなく進んでいく九紫の人は、勝負事を通じて成長していく面もあります。

 池江選手は、強烈な負けず嫌いさを生まれながらに胸に秘めているからこそ、「火の九紫」として、日々その才力(気質)を磨きながら、様々な輝かしい記録を手にしているのでしょう。

 同時に、彼女は“物怖じしない性格”でもあります。どこへ行ってもマイペースだと有名です。

 彼女はどんなに小さい大会でも本番前は緊張してしまう性格のようですが、いざスタート台に立ったら、緊張はほとんどなくなっているようです。

 そして、いざとなれば緊張感がなくなり冷静に勝負に立ち向かえる姿勢は、「火の九紫」の原点である「離為火(りいか)」の気質を感じさせます。

 毎レース、自己ベストが出ないと納得できないとも話す彼女ですから、九紫のナインクエスチョン(→詳細は『“強運を呼ぶ”9code(ナインコード)占い』参照)のひとつである「頂点を極める力(自信)がありますか?」にも当てはまる、立派な上昇志向の塊の持ち主です。