ロボットがスマートホームの
中核になる仕組みづくり

――次世代のアイロボット社が出すロボットは、究極的には何ができるようになるのですか。

 今、スマートホームといっても家自体はスマート(賢い)とはいえませんよね。私がある部屋に座って「テレビをつけて」と言っても家はいったいどのテレビをつければいいのかもわからないし、「キッチンの照明をつけて」と言ってもどの照明をつければいいのかもわからないわけです。ですから私たちは、単なる掃除機だけではなくて、ロボットがスマートホームにおいて中心的な役割を果たす仕組みづくりに投資をしています。

 これまで当社は、伝統的に製品そのものに価値を見出してきました。今後はそれ以外にもデータ・情報を活用して家がもっとインテリジェントな存在になっていくためのお手伝いをする、というビジネスにシフトしていきます。

 いわゆるスマートホームカテゴリーにはいろいろなデバイスがあり、それぞれが仕事をするわけです。ルンバにテレビ、AIスピーカーや照明もあれば、暖房機器もある。そこにはAmazonのアレクサやGoogleのアシスタントのようなものもある。

 全体としてそれぞれのデバイスが相互に理解し合うようになると「空間に対する知識」を各デバイスが共有ようになり、結果として家は何かを命令をされた時に正しく反応ができるようになる。こうした能力を基盤にすれば、住人とやりとりできる執事や、ペットなどの見守りができるロボットも夢ではありません。