忘年会シーズン到来、そしてクリスマスパーティに、お正月、年が明ければ新年会と、外食やお酒を飲むペースが普段より頻繁になり、気が付けば体重も右肩上がり…。今年こそそんな「年末年始太り」から卒業したい!という人に向けて、75万部超のベストセラー牧田善二先生の著書『医者が教える食事術 最強の教科書』から太りにくい体を手に入れるための3つのポイントをピックアップしてみました! 『金スマ』出演でも話題となった、これまでの常識を覆す、「やせる食事術」とは?
あなたを太らせるのはカロリーでも脂肪でもなく、糖だった!
「カロリーの高い食事をしていると太る」。そんなこれまでの常識を信じ、せっせとカロリー制限をしていた人たちに「肥満を生み出す原因は糖質であって、カロリーや脂肪は関係ない」という衝撃の事実を突きつけた書籍『医者が教える食事術 最強の教科書』。
糖質の多い食べものを摂ることで、血糖値が急激に上昇、それが太る原因になってしまう、という新常識が話題となり、75万部のベストセラーになりました。
つまり外食やパーティ続きになるこの時期、太りたくない人が気にしなければいけないのは、「この食べ物のカロリーはどれくらいだろう?」「脂肪は太るからお肉の脂身は取り除いて…」なんてことではなく、「糖質が多い食べ物はなるべく避けよう」ということです。
お店選びは?お酒を飲むなら?太らないために何を食べるのが正解?
知っているだけでもう「年末年始・正月太り」に苦しまない3つのポイントを紹介します。
(1)年末年始、外食をするなら、イタリアン?それとも和食?
まずはお店選びから。
オリーブオイルがたくさん使われている前菜やパスタが並ぶイタリアンと、コロッケや煮物など根菜類を使ったメニューやさっぱり系の料理が多い和食。
これまでの常識通り、「ダイエットのためにはカロリー制限」のルールにのっとれば、当然和食を選びがち。
でも、実はこの場合はイタリアンのお店を選ぶのが正解。
理由は、イタリアンに多く使われているオリーブオイルには血糖値の上昇を抑える効果があるから。
一方、和食などでよく使われる根菜類(じゃがいも、里芋、さつまいも、にんじん、かぼちゃなど)は糖質量が多いので太りやすい食べ物なのだそう。さらに、味付けに糖質を多く含んだ「砂糖」や「みりん」などの調味料が使われることが多いのも原因。
メニューを自分で選べるのなら、なるべく糖質量の少ない料理をチョイスしましょう。
(2)お酒を飲むなら、ビール?日本酒?それともワイン?
美味しい料理とともに、ついつい進んでしまうのがお酒。太りたくないなら、ビール、日本酒、ワイン、カクテル、どれを選ぶべきか?
答えはワイン。
「ダイエット中はお酒も厳禁」。これも長年言われ続けてきたことですが、実は最近の研究では、お酒を飲んだほうが血糖値が上がらず、太らないというエビデンスが。
なかでもワインは血糖値を下げる効果があり、特に、2004年には白ワインは痩せる!という報告がされているのです。
赤ワインにはポリフェノールといった抗酸化物質が多く含まれる一方、白ワインは酒石酸が豊富だからではないか、とのこと。
ただし、白ワインには糖質の多い甘いタイプもあるので、あくまで辛口を選ぶことを心がけることがポイント。
一方、ビールや日本酒、紹興酒などは糖質を多く含むので1杯程度にしておくのがベストです。
(3)最初に食べるのは野菜?それとも炭水化物?
ダイエット中は「何を」食べるかを気にしがちですが、実はそれと同じくらいに重要なのは、「何から」食べるか。
私たち人間に備わっている消化・吸収のシステムを考えるなら、まずは繊維質の多い野菜類、続いて消化に時間のかかるたんぱく質、最後に糖質を食べるようにすれば、血糖値の上昇が緩やかになり、太りにくくなります。
野菜類は前出のような根菜類や甘いトマトなどを除けば、ほとんど血糖値が上がりません。
また、お肉や魚も血糖値を上げない食べ物なうえ、消化に時間がかかるので、その後にごはんなどの糖質が加わっても、急激に血糖値が上がることはないのです。
まずはサラダなどで野菜をたくさん胃の中に入れ、その次にお肉やお魚料理を楽しむ。ダイエット中ならここでやめておきたいところですが、どうしてもごはんや麺類などの炭水化物が食べたい場合は最後のシメに少しだけ食べる。
これが一番太りにくい食べ順といえるようです。
せっかくの楽しい飲み会を、ダイエット中だからと楽しめないのはもったいない!
正しい食事の知識を知って、罪悪感に襲われることなく、楽しく美味しい年末年始を過ごしましょう!