ケチな社長は業績が伸びない

飲み会のお金をケチらないほうがいいのは、社長も同じです。

福島県の新白河でセミナーをやったときの話です。

懇親会では、恒例のワインじゃんけんを行います。

経営サポートの懇親会では、
いつもじゃんけんで負けた社長がみんなの分を支払います。
ワインじゃんけんも、そのひとつです。

あるとき、このじゃんけんに参加しない社長がいた。
後日、理由を聞いたら「自分はお酒を飲まない。負けたら損だ」と言う。

これはダメです。

もちろん飲めない酒を飲む必要はありません。

しかし、じゃんけんに参加してみんなと同じ空気を吸わないと、
他の社長との距離が縮まりません。
距離が縮まらなければ、経営に有益な情報も入ってこないし、
いざというときに相談もできない。

じゃんけんは、
普段は孤独になりがちな社長の友達づくりの仕組み
です。

それを自ら放棄できるほど強くて優秀なのかと、思わず説教してしまいました。
飲み代を、お酒に対して払っていると思ってはいけません。

飲み代は、コミュニケーションの費用です。
ワインじゃんけんも、負けた社長はワイン代を払っているのではなく、
みんなでバカなことをした経験と、
その経験を通してできた絆にお金

を払っている。

そのことがわかっていない人は、
飲み代をケチッて大きなものを逃してしまいます。