2016年に待機児童対策の一環として政府がぶち上げた「企業主導型保育事業」が、ここにきてトラブル続きだ。一体何が起きているのか。現場の悲鳴をレポートする。
昨年10月、保育士など職員18人全員が一斉に退職した東京都世田谷区の企業主導型保育施設「こどもの杜」

 昨年10月、東京都世田谷区の企業主導型保育施設「こどもの杜」の2園で、給与未払いを理由に保育士など職員18人全員が一斉に退職し、休園に追い込まれる事件が起きた。