一人ひとりの子に最高に適した「表現力」を
ですので、コミュニケーション力を磨く、表現力を磨くよりも、まずは子どもたちが「自分を知ること」が何より大事なのです。
そして、それを知ったうえで、自分ならどんなコミュニケーションが向いているか、どんな表現方法を適切なのかを考える必要があるのです。
コミュニケーション、表現力といっても、その方向性はたくさんあります。
ナインコードでいうなら、「天の六白」の子が自己を最大限に表現するならリーダー役となるのが的確ですし、「大地の二黒」の子なら縁の下の力持ちとなって参謀役に徹し、相手の意見を取り込みながら自分の意見をしゃべったほうが説得力も増し、最高の自己アピールとなります。
本当の意味で人と深いコミュニケーションが取れるのです。
「火の九紫」なら大勢の前でのスピーチなんかが最高に輝きます。
このように、一口に表現力やコミュニケーション力を磨くと言っても、人はそれぞれ違いますし、皆が同じ方法で磨いても意味がないのです。
全く同じ方法、同じ場所で、子どもたちの自主性と表現力を育ててしまえば、「私も〇〇ちゃんのように言わなきゃ」「頑張らなきゃ」と、心が圧迫され、気持ちよく授業をすることができないでしょう。
きっと、無理が生じたり、どこかで必ずケンカも起きたりするでしょう。
そこで、小中高のお子さんがいる親御さんには、ぜひ、こちらのナインコードをお子さんに伝えてあげてほしいのです。
ナインコードは一人一人が生まれながらにして持つ、魅力(才能)をすべて明らかにします。1万人のサンプリングをしていますので、その実績は抜かりありません。
今日はまず、2020年からの教育改革にあたり、何よりまず、子どもたちにナインコードで自分を知ってもらう必要性がある理由をご説明しました。
次回からは、知性系「一白・四緑・七赤」、感性系「三碧・六白・九紫」、理性系「二黒・五黄・八白」で子どもたちを分類し、それぞれが、未来の教育でどのように(方向で)コミュニケーション能力と表現力を磨いていけば、真に豊かで、将来で活躍する人間に育つのかをお伝えしていきます。
ぜひ、楽しみにしていてくださいね。
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。