偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「記憶出し入れ術」をお伝えします。『ずるい暗記術』のなかでも重要な技術。まずは、これだけでも試してほしいスゴ技です。

1日の勉強内容を
就寝前5分で復習

 ここからは、私が編み出した究極の「答えを思い出す」方法をお教えしましょう。その日やった勉強を夜寝る前の5分間に書き出し、翌日の朝5分間で思い出すという、夜5分→朝5分の「記憶出し入れ術」です。

 寝る直前に覚えた内容は睡眠中に脳にインプットされます。それを翌朝すぐに思い出すことで、しっかりとした記憶として定着するのです。

 書く内容は、極めてシンプルです。

 まず、日付と曜日を書く。次に、その日にやった勉強の項目と、過去問や参考書のページなどやった箇所を順番に箇条書きにする。たったこれだけです。頭の中で覚えていることだけを基本的に書き、もし勉強内容を忘れていたら、使った問題集などを見て思い出してもかまいません。

 この「夜5分」が、その日の勉強の1回目の復習兼アウトプットになります。

夜5分→朝5分の記憶出し入れ術