英語のカギは「語順」だった!
けれど、言いたいことが言えずに、ウーウーとうなっているだけ。
自分の情けなさに、忸怩たる思いを覚えたものです。
私が会話でつまずいたのは、英語の「語順」に戸惑ったからです。
日本語と英語では、主語、述語、修飾語の並びが違います。
語順のパターンが体感的にわかっていないと、頭の中で「日本語と英語の語順を並べ替えて処理する」ため、会話のスピードが遅れてしまいます。
時間を見つけては、『話すための英文法』(市橋敬三著、研究社刊)の例文を暗記していました。
赴任する前の高揚感は、次第に「甘かった自分」への後悔に変わりました。
英語に対するストレスは、やがて体調の変化となって表れ、41歳で胃潰瘍、42歳で十二指腸潰瘍、47歳で大腸ガンになりました。
英語力が向上し、アメリカでの生活に慣れるまで、1年近くかかったと思います。
企業活動がグローバル化すると、「英語力」は欠かせません。
これからの時代は、「英語力なしでは生き延びることはできない」のです。
ネイティブのように完璧な会話力は必要ありませんが、英語でのディスカッションができるレベルに、早いうちから準備をしておくべきだと思います。
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きっと、私が血反吐を吐きながら、泥水を飲みながらのここまでのプロセスの一端を垣間見れるかと思います。