学費負担に耐えかね退学する同期も
「パパ活は奨学金なんです」

「わたし大学時代遊びまくってて、いわゆるメンヘラビッチだったんで(笑)、体の関係になることは抵抗ありませんでした。まあ長くて1回30分我慢してるだけなんで、最低でも月1時間我慢して20万もらえるなら余裕って感じです」

 そう言って、リカさんはうふふと照れくさそうに笑った。

 パパ活を始めて、まだ半年。リカさんの貯金は早くも100万円を超えている。さらに、パパ活のおかげで余裕のできた時間を研究に充てられるようになり、成績は向上。結果的に当初懸念していた奨学金も半額ほど返済免除になりそうだとうれしそうに語る。しかし、同期の院生のなかには、学業と学費、生活費の間で苦心し、夢破れる生徒も少なくなかったという。

「同期の男性は、アルバイトで学費と生活費を稼ぐのに必死で、成績も下がってしまって、結局途中で退学していきました。優秀だったのに本当にもったいないです。留学したいとか、博士課程に進みたいとか、向学心を持っている人ほど、お金で苦しむケースが多い気がします」

 平成29年度の「私立大学大学院入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」によると、大学院の初年度に支払う費用の平均は、入学金21万86円、授業料74万3629円、施設設備費7万2688円の合計102万6403円。仮に修士課程の2年間のみだったとしても、2年間で学費は180万円以上必要な計算となる。

 研究に専念しながら、多額の学費を用意しなくてはいけない現実。アルバイトに追われ、退学していく生徒が多いというのも納得だ。

「パパに聞いたんですけど、パパ活女子は医学部の子が多いらしいですよ。勉強や実習が大変でアルバイトする時間がないから…。私は、学ぶための時間とお金を援助してもらっているから、ある意味、パパ活って奨学金だなって思います」

 デジタル大辞泉で「奨学金」という言葉を引くと、『すぐれた学術研究を助けるため、研究者に与えられる金』と書かれている。“奨学金”によって、念願だった充実した研究生活を送ることができたリカさんは、春から大手広告系企業で社会人となる。もうしばらく“奨学金”ももらう予定だ。

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