先見力は3つのフローでできている
この「先見力」を構成するフローをあらためてまとめると、
1.課題解決の方法をいくつも考えられる
2.それぞれについて簡単なシミュレーションを素早くできる
3.その結果にもとづいて迅速・的確な意思決定および行動ができる
ということです。
ここで重要なのは、何事も「方法はひとつしかない」とは考えないこと、そして、ちょっと質が低いかな?と思えるアイデアもとにかくどんどん出してみることです。
これを習慣化することで「先見力」が磨かれていきます。
また、「方法を何通りも考える」ことは、問題を解くときに限らず、何かを覚えるときにも有効です。
語呂合わせを何通りもつくるなど、暗記事項の「覚え方」を何通りも考えることで、より確実に記憶に残すことができます。
「覚え方」も「解き方」と同じく、方法をひとつに絞る必要はまったくありません。
「確実に覚えたいこと」「覚えたつもりがいつもこんがらがってしまうこと」があるなら、覚え方を何通りも考えて、二重・三重に保険をかけておくことで、忘れにくく思い出しやすい記憶体系を整えることができます。