どのようなインターンが
「ファン」を作るのか

 では、どのようなインターンが、こうした好意的な「ファン」を作り上げるのだろうか。インターン参加者の体験を分析し、入社志望度を高めていた特徴を抽出すると、志望度向上に最も影響していたのは「社員が優秀だと感じたこと」だった。

 就活を経て、入社企業を決めた多くの学生が「社員がいい人だった」「この人と働いてみたいと思った」という理由を口にするが、インターンではその「社員の優秀さ」への認知が極めて強く「ファン作り」に貢献している。その他の項目を見ても、直接的な「入社後の仕事内容」にひも付いた項目でなく、「社員とのつながり」や「就職活動へのサポート実感」が志望度を上げていることが特徴だ(下図)。

 また、一言でインターンといってもいくつかのタイプがあり、今や、多くの企業は1つではなく複数タイプのインターンを実施している。そこで今回は、上記のファン作りに役立つ要素を基に評価軸を作り、会社・業界説明会代わりの「座学のみ」、マーケティングやブランディングの企画を提案・実施させる「特別プロジェクト系」、実務経験を伴う「仕事体験系」、学生の就活を支援する「キャリア支援系」の4つのタイプについて、それぞれの特徴を見てみよう(オレンジが相対的に高い項目、グレーが低い項目)。 

インターンの実態数値は、「あてはまる」全体平均割合を0としたときの差分(pt)
グレーのラベルは平均値以下の項目。オレンジは5pt以上の項目。
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