五黄「山ちゃん」六白「蒼井優」。
いつでも笑顔が作れる
最高の相性の理由

 では、最後に、おそらく読者の皆さんが一番気になるであろう、二人の相性についてお話ししましょう。

 結論から言うと、冒頭でも触れたように、二人の相性はすごく良いのです。

 山里さんは「ガイアの五黄」、蒼井さんは「天の六白」なので、互いが良い影響を受ける「相生(そうしょう)」の関係となります。

 この場合、五行の関係で見ると、「土」である山里さんが「金」である蒼井さんに良い影響を与えることになります。

 つまり、夫が妻にエネルギーを与えるといったイメージです。
 本来なら妻が夫を支える形が世間一般の理想と言えるかもしれませんが、山里さんの立場を考えるとそうとも言えません。

 山里さんの職業を思い出してください。
 そう、人に笑顔を与える芸人さんです。
 夫婦のすれ違いというのは、前々から言っていますが“善意の誤解”から始まるのがほとんどです。
 良かれと思ってやったことが、実は相手にとっては不快だった。
 こんなことから夫婦間の溝が生まれます。
 そうすると、夫婦の間での笑顔は自然と消えることでしょう。
 しかし、彼ら夫婦は違います。
 もちろん、夫婦ケンカもするでしょう。
 ケンカもしない夫婦なんてまずいませんからね。
 ですが、五黄の相手を何でも受け止めてあげる姿勢は、少し強がりで、物事をハッキリと言いがちな六白にとって本当に心地よく感じます。

 山里さんの場合は芸人さんですから、きっと蒼井さんの笑顔を作ろうと、笑いのエッセンスを入れたりして場を明るくしてくれることでしょう。

 既婚読者の方は身にしみてわかっていることと思いますが、夫婦生活に笑顔は必須です。多少のすれ違いも、ふとした笑顔で仲直りすることができますよね。

 これが、相生の関係のように、五黄から六白へとエネルギー(笑顔)を与えるならなおさらです。
 山里夫妻のように、温める側の五黄が笑顔を作るプロの芸人であり、受け取る側が相性の良い六白というのは、なんとも素晴らしい巡り合わせでしょう。

 きっと、夫婦生活をつづけながらも、互いの仕事で励ましながら、それぞれが活躍できると信じています。

 末永く、幸せなご家庭を築けることを祈っております。
 それでは、今日はここまでといたします。

 お二人のように、男性が女性にプラスのエネルギーを与える夫婦間の場合は、ぜひ、奥さんに笑顔を届けてあげてくださいね。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。