頭皮は心臓から遠いから
血行が悪くなりやすい

 さらに竹村さんは、「そもそも、UV対策アイテムが自分に必要かどうかを考えてほしい」とアドバイス。

「営業などで外出が多い方はもちろん使うことを推奨しますが、オフィスでのデスクワークが中心の方には必要性は低いかと思います」

 自分のライフスタイルに合わせて、取り入れるアイテムを吟味することが肝要といえる。

 また、「対策アイテムやケアアイテムを使っているから、髪の毛や頭皮の状態が悪くなることはない」という考えも危険だ。そもそも髪や頭皮のケアを心がけるなら、日頃の生活習慣にも目を配る必要がある。

「元気な髪の毛が生えてくるためには、元気な頭皮が必要不可欠。頭皮を健康に保つためには、紫外線や乾燥を気にするだけでは不十分です。栄養と睡眠をしっかりと取り、こまめな運動で代謝を上げて血行を良好にすることで、頭皮への血行も良くしましょう」

 とくに、頭皮は心臓から遠く、かつ高い位置にあるため、血の巡りが滞りやすいのだという。運動不足により心機能が低下すればなおさらだ。老廃物を体外に排出し、新たに美しく健康な皮膚や髪の毛が生まれるサイクルを円滑にするために、栄養バランスの整った食事と、十分な睡眠を心がけよう。

「残念ながら、髪や頭皮へのダメージを完璧に防ぐことはできません。また、シャンプーやトリートメントだけでケアをすることもほぼ不可能。ですから、『極力ダメージ最小限に抑え、健康な状態に生まれ変わらせる』というサイクルへの意識を持つことが肝心です。そのためには、ビジネス同様、基本的なことを徹底していくことがとても重要なんです」

 もちろん体質などにより、自分に合う、合わないといったケースが出てくるだろう。そのときは「ヘアケアは、髪の毛や頭皮のみへのアプローチだけではない」という本質を忘れず、自分に合う方法を取り入れてもらいたい。