退職後の資産合計は1億円超に
将来のまとまった支出を差し引くと…

 3年後に早期退職を希望しているSさん。リタイア後は若いときにやれなかったことをたくさんしたいとお考えで、早期退職が可能かどうかご相談を寄せてくださいました。早速、支出ならびに資産状況から見ていくことにします。

 まず現在の収入は、Sさんの手取り年収が約900万円、奥さまのパート年収は約100万円ですから、合計約1000万円です。年間の支出は約550万円と記載があることから、早期退職までのあと3年は年間約450万円を貯蓄に回せる計算になります。

 Sさんの現在の資産額の合計は7600万円で、これから3年間で1350万円の貯蓄ができることから、早期退職を希望している58歳には合計で8950万円の資産を持っていることになります。さらに退職金は約2500万円とのことから、3年後に早期退職した場合は合計で1億450万円の金融資産を保有している計算になります。

 Sさんの今後のまとまった支出として予想されるのは息子さんの教育費、車の買い替え約300万円、住宅維持費約200万円です。息子さんは大学進学希望と記載があることから、高校は公立として150万円、大学は私立文系なら400万円の合計550万円が近い将来かかると考えられます。

 ただ、それに加えて注意しておきたいのが息子さんの習い事(ラグビーと塾)にかかる費用です。現在は合計100万円なので、中学3年間で300万円かかると仮定します。また、高校、大学に進学されてからラグビーを続けられるかは定かではありませんが、高校から大学までにかかる費用を年間80万円、7年間続けると仮定して560万円と見積もり、教育費は合計1410万円(学費550万円+中学までの習い事費300万円+高校から大学までの習い事費560万円)かかるとします。

 Sさんはリタイア後、アクティブに過ごされるようですから、車の買い替えは2回行うとして合計600万円とすれば、住宅維持費200万円を加えるとまとまった支出の合計は2210万円になります。

 早期退職後の資産合計1億450万円から2210万円を差し引くと、残りは8240万円。そこに積立保険の満期金1000万円が加わるので、9240万円がSさんご夫婦のリタイア後の金融資産合計額になります。