時間術のワザを実践すると
時間がゆっくり流れる

――時間術のワザを実践することで、家族や友人、同僚との関係性 にどのような変化がありましたか?

 それは妻に聞いてほしいな(笑)。当時、家族や友人、同僚たちが私の変化をどう考えていたかは知る由もないですが、多分彼らは、私がより献身的に、より一緒にいるというふうに考えたんじゃないでしょうか。

 私自身はというと、時間がとてもゆっくり流れるように感じたということをよく覚えています。キャリアの前半は、私はとにかく時間が過ぎるのが早く感じたものでした。それから1週間が曖昧に過ぎていって、週末もなんとなく終わってしまい、一体何が起こっているのかも分かっていなかった。

 でも、時間術を実践することで、こんなことは二度と起こらないと確信しました。そして今もそういうことは起こっていません。もちろん、時々すごく忙しいときもあります。でも、生活のどういうところにテクノロジーがあるかについて注意し始めてから、時間がゆっくり流れるようになったと感じています。テクノロジーを全く使わなくなったというわけではないです。よりコントロールできるようになったということです。

――ウェブサイトにはライフハック系のブログなどがたくさんあり、本にあるような時間術はウェブでも得られるのではないでしょうか。

『時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』書影全米で絶賛続々! 世界的ベストセラー!最強タッグが生んだ、究極の「時間メソッド」『時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』 ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー著、櫻井祐子訳、定価1600円+税

 良い質問ですね。「本にある時間術は全て新しいものです」と言ってしまうと間違いになってしまいます。古いものもあります。ただ、こうした時間術が世の中にあるのにもかかわらず、多くの人は四苦八苦しています。

 そこで、ジョンと私はできるだけこうした時間術を簡単に使えるようにしようと考えたわけです。私たちはこうした時間術を考えたり使ったりするのが好きですし、いくつかは仕事として関わってきました。だから、本にして人々に紹介すれば、多くの人の助けになるかもしれない。こうした点が他のウェブサイトや本と違う点だと思っています。

■内容紹介

 Googleで「最速仕事術」を開発し、GmailからYouTubeまで「究極の効率」をデザインしてきた2人が編み出した、時間を劇的に生む世界一合理的なメソッド! スマホからPCまで、無限に時間を奪い続けるテクノロジーに満ちた世界の中で、時間をつくり、人生にとって本当に大切な意味のあることをする方法。

ジェイク・ナップ(Jake Knapp)
著術家、IDEO客員研究員。グーグルで、あらゆる仕事を最速化する仕事術「スプリント(デザインスプリント)」を生み出し、Gmailの改良に生かすなど大きく貢献。その後GV(旧グーグル・ベンチャーズ)のデザインパートナーとして、スプリントをスラックやウーバー、23andMeなどで150回以上にわたり実行し、プロダクト構築を助ける。2017年より現職。現在もレゴ、ニューヨーク・タイムズなどにスプリントをコーチングしている。スプリントは世界中に広まり、国連や大英博物館を含む多くの企業や組織が事業戦略として活用している。著書に世界的ベストセラー『SPRINT 最速仕事術』(ジョン・ゼラツキー、ブレイデン・コウィッツと共著、ダイヤモンド社)がある。